危機の中でこそ飛躍的に成長するもの。「非接触配送」無人配送車「R2」投入

「非接触配送」で医薬品を運ぶ自動運転カー「R2」が実戦投入へ、ヒトとヒトが接触しない配送の確立が目標 – GIGAZINE

アメリカで最も注目を集めてきた自動運転カー関連のスタートアップのNuroが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と戦う医療施設に「非接触配送」を行う無人配送車「R2」を数週間以内に実戦投入すると発表しました。

Helping the Heroes during COVID-19 – Nuro – Medium

Delivery robots move medical supplies to help with COVID-19 response | Ars Technica

世界が変わる、生活が変わる

新型コロナウイルスの影響が長引き社会全体が根底から変わろうとしています。

仕事、生活、経済など今までとは違った対応が必要となってきます。在宅中心の生活になり、その中で仕事や娯楽、運動を行うようことが日常となっています。

これは新型コロナウイルスがある程度収束した後でも、習慣となり人の生活の中に色濃く残るはずです。

苦しい現状ですが、今までは停滞し成し得なかった技術や業種が、一気に飛躍するきっかけとなるかも知れません。

自動運転普及加速

その一つとして、今後、より一層自動運転車の開発と普及が加速するのではないかと思います。また、この機に様子見であった自動運転を、市場に投入し実績を作る企業が、これからの業界を牽引していくはずです。

自動運転車といえば、自家用車として個々個人での使用を想起しますが、この記事を読んでいると、運搬業務を行う車両が先に本格導入されるかもしれません。また、今ならそちらを世の中は必要としています。

新型コロナウイルスで世界的に多くの人が自宅待機を余儀なくされている。なるべく外出は避けていても、食料品や身の回りの必需品を購入するために外出が必要となる。

そこで、ネット通販を利用する人が多くなっています。Amazonはかなりの好業績を上げていると聞きます。

ただ、最終的に運搬を人が行なっていることがネックになります。通常の運送なら滞りなく宅配していても、一度の大量の運送が必要になった場合、対応できなくなる可能性がある。運送者が感染している可能性も否定できない。逆に運送者が感染する危険性がある。

そのため途中、人が介在しない運送システムを進めていくのは必然となります。

この記事でも医療関係の運送に非接触型の自動運転車を使用して、感染することもさせることも回避しようとしています。

危機の中で未来を狙う

自国が技術的優位に立とうしている国、新しいビジネスに初期の段階で着手して優先権を得ようとしている企業は、冷静に現状を見て最大の効果を得る行動をとっているはずです。

運送者の保護、盗難等の犯罪などで、自動運転車に消極的だった国や地域でも、外に出るのもままならず、人と出会えば感染リスクがある今、恐怖心などの感情が、自動運転での運送業務を否応なし後押しします。

今後、自動車産業の大きな柱となる自動運転車。米国、中国が凌ぎを削っています。この技術で主導権を握れば、世界の技術的中心となる。

世界が新型コロナウイルスで苦しんでいる時に、世界の至る所で数年先のことに一手を打っているのかも知れません。

ただ、本当にそうなのかあくまでも僕の妄想ですのでわかりません。それに、この自動運転車の話とは別物です。

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