Kindle Paperwhiteを買って、まずは本を買わなきゃ始まらない。僕とKindle Paperwhiteの物語。

本を買おう

Kindle Paperwhiteを購入して初めにやらないといけないのが、本を買う事。

Kindle Paperwhiteだけでは、ただの黒い板。他に用途もないので、仕方ありません。

そこで、本を三冊購入しました。





「FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」

まずは、前から興味があった、ビジネス書。「FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」

いろんな人が紹介しています。ベストセラーのビジネス書です。正直、麻疹みたいに一気に広まって、誰も彼も話題にしているし、書籍紹介では必ずランキング上位に出現していました。

いつになったら消えるのだろうかと、高みの見物をしていたのですが、いつまで経っても消えてくれないので、それなら読んでみる価値ありかもと、購入しました。

なんとも上から目線の高慢ちき。





「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」

二冊目は、これもベストセラーのビジネス書「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)」

ビジネスと美意識。遠いようで近い。相反するようで相思相愛。ビジネスと言えば美しさを気取っていては勝ち残れない、獰猛に下品に相手を食い殺しながら、その血肉を糧にでかくなる。

いやいや、そんな貧相なことじゃ、あ〜りません。組織を従え目的を成し、それを永遠とも言える時間つないでいくには、「美意識」美しさへの敏感で確かな視点が必要なのですよ。

それを、事例と論理で延々と書いている本。僕としては、文章の中からもう少し文芸の香りがするかなと思っていましたが、さすがにビジネス書。論理性が発達した知的な人に対して、これでもかと意味と意義を論理的に説明していました。

美に対する姿勢を、必要と効果で列挙しても、本当の理解できるのかと、少し訝しく思いました。まあ、左脳全開のバリバリの知的経営者が読めば、しっくり納得なのかもしれませんけど。





「復活の日 (角川文庫)」

次は、今のことを予言した?と、思うほど現実味のあるSF作品「復活の日 (角川文庫)」

映画は観たのですが、今一つ満足出来なかったので、元となる小説を読んでみようと、ポチッとしました。

お値段もさほど高くなく、気楽に買えるのがとてもうれしい。

書かれたのはかなり前、最新の科学や技術を扱っているSF小説なので、今と比べて古臭さを感じ、興醒めするかもと心配し読み始めました。

全くの杞憂でした。今読んでも新鮮さを失っていない素晴らしい作品です。

さすが、SF小説の巨匠、小松左京の作品。精緻な化学設定と、複雑な政治・軍事的な駆け引き、人間模様などが骨太にじっくりと描かれた、滅びと再生の物語を重厚に描いています。

読み始めたら最後、ページをめくる手を止めることができません。この場合、ページをめくるという表現が正しいのかどうかはさておき。

物語の内容は映画を観ているので分かっていました。他にも読む本がたくさんある。ボチボチ暇な時に読もうと思っていた。でも、面白く、ためになり、読んでいる時間が一番という栄冠を勝ち取ったのです。





Kindle Paperwhiteへの想い

新しく購入したKindle Paperwhite 10thは、予想通り文字がくっきりすっきり。紙のような見え方。iPad ProやiPhoneよりも断然読むことに集中できます。読書の時間が増えました。

あの小さい板の中に、何冊も入り、好きな時に好きな本を読むことができるのですから、読書好きにとっては至高のツールです。

本好きの人にとっては、紙の本で読むことこそ読書と言われるでしょう。確かに、感じとして紙の方が読書の集中度が高い。次がKindle Paperwhite。これは、どれほど改良されても、この順位が変わることはない。はず。今のところは。

CDや配信が、レコードの味わいを再現できないように。また、レコードが生演奏を超えられないように。

それでも、僕のようななるべく気楽に読書を楽しみたいと思っている人にとっては、にくいやろう(端末)です。





Kindle Paperwhiteへの愚痴

ただ、一番の不満はお値段。独占的にAmazonのKindleでしか買えないのですから、正直、5千円ぐらい、せめて一万切って8千円ぐらいにして欲しい。

確かに、一度買えば、iPhoneみたいに2〜3年で陳腐化して買い替えなければ、なんて必要はありません。何年もの間、なに不自由なく使い続けることができる。

でも、使うかどうかわからないものに、1万以上のお金を出すのは、かなりの冒険です。それがなんとかなれば、これこそ最強のガジェットとして、万人に胸を張って宣言できる。

★ここで、僕が滑り台の上に立って、両手を広げ「Kindle Paperwhite最高!!」って、言っている姿を浮かべてください。ハイどうぞ。笑えるでしょう?

まあ、本気でAmazonが出そうとしたら、確実に出せるとは思います。なんでもありのAmazonならば。でも、そんなことをしたらAmazonが市場を独占して、電子書籍業界どころか、日本の書店という書店が軒並み廃業ってことになってしまう。(それでなくても、そうなっているのが昨今)その辺を考えての価格なのかもしれません。

これは、あくまでも僕の推測だし、僕の経済状態からの願望なので、妄想の域を出ていません。現に、この間Kindle Paperwhiteを買った女の子が、YouTubeで紹介動画を配信していました。

彼女が開口一番何を言ったかというと、「とても安い、お得!」なんてこと言うの!びっくりして人呼吸おいて考えた。そうでしょう、普通の仕事をし、生活の糧を得ていれば1万円ちょいなんて、気楽なもの。

あまり高いたかいなんて言っていると、貧相な人生を暴露している愚か者って、失笑を買ってしまいます。それなので、この辺で僕とKindle Paperwhiteの物語を終わることにします。

 

 

 

 

 

 



 

↓人気ブログランキングに登録しています。記事がよかったらクリックをお願いいたします。


人気ブログランキングへ