黒いZfcとFM2の似ているけど遠く離れた間柄

たかが黒されど黒

黒いNikon Zfcが発売された。たかが、黒、されど、黒。

シルバーの時は、そんなに気持ちが揺らがなかったのに、この黒は本当にいい。かっこいい。グッとしまって、カメラに成ったと思ってしまった。

どうして、色が変わるぐらいで、こんなにも、いいんだろう。

たかが色、されど色。現実的には何にもかんにも変わりはしない。モノを売るってこととは、たかが色ひとつを侮ってはいけないってこと。いろんな色で発売された、たかがコンピューターのiMacが、なんでもできそうな気にさせる魔法のツールになったのもこのおかげ。



やっぱり、黒はいいもんだ

黒いカメラは、やっぱり、いいもんはいい。勝手な思い込みだけど、1番カメラらしい色は、身勝手にも黒。だと、思っている。今使っているNikon Z6もそうだし、かのRICOH GRもそう。ライカだって黒のライカは、締まっていいものが撮れそうな予感が満載。

黒、黒って、本当にとぼけた、身勝手なことを言っている。別に、白でも赤でも黄色でも何色でも、人それぞれ、好き好きだから、僕の言うことなんてまに受けないで欲しい。



昔FM2を使っていたそのワケ

で、ここで話は変わる。

遠い昔、Nikon FM2を使っていた。もちろんシルバーだったけど。(黒はなかった)そう、Zfcのご先祖様。

このFM2をなぜ買ったのかと今思い出すと、お値段が手頃ってものあるが、完全のメカニカルだったから。デザインよりも、絶対的にこちらの方が心を掴んだ。

使うのに電源が必要なく、機械的に写真が撮れる。つまりは、日本でも、アメリカでも、アメリカでも、南米でも、なんとかなるって気持ちにさせる、心強さが1番の魅力だった。



正直、若い時には、こいつを持って世界中の至る所を飛び回ろうと、夢見ていた時があった。なんたって、機械式だから、繊細な電子の心臓を持っていない、電源が切れてもなんとかなる、そんな心強さが満載なのだから。



腑に落ちない似て非なるZfc

ずっと、誰もが大好きのNikon Zfcが今ひとつ腑に落ちず、気持ちが遠いのは、それがNikonFM2にあまりにも似ていたことだ。似ているからみんな好きなんだけど、僕の場合は似ているから、どうにも、こうにも、気持ちが遠い。これじゃないと思ってしまう。



やっぱり、FM2に懐古趣味で似させるのなら、完全とは言わないでも、機械式の中身を持ったカメラであるべきだ。なんて、かんて、勝手に、適当に願っているからだろう。

夢のような売れない偏屈写真機

機械式シャッターを載せて、AEを排除し、マニュアル設定のみにして、もちろんレンズは露出ダイヤルを付けて、AFは付けとこうかなぁ(目が悪いで)、単三電池一つで問題なく写せる。



そんな、とんでもないほど夢はあるが、全く売れない、一部の変な趣向の人間しか(つまりは僕か)買わない、それでいていろんな意味で作るのに金がかかる、悲しいカメラが誕生してしまうのだろう。

でも、結構おもろいかもしれないかもそんな写真機。

あっ、それから、これだけこだわってレンズも懐古趣向で作るなら、露出ダイヤルを付けてくれないだろうか。でも、高くなるからちょっと難しいかも。



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