ksniigata2014-07-58 

来年と手帳

仕事で東京に行くこのになったので、かなり早
めに出て、久しぶりに丸内オアゾの丸善に足を
向けた。

近所には、丸善ほどの大型書店がないので、書
店好きのぼくにとってはまさに聖地。あちこち
本を眺め歩くだけで、とても胸躍る。

最上階に文具コーナーがある。実は、ここに来
ると、一番はじめに来るのが文具コーナーだ。
本好きでもあり、文具好きである僕にとっては
これまた楽しい場所である。

行くと、手帳の特設コーナーが一面に広がって
いる。そうか、もう来年のことを考えなきゃい
けない時期になったのか。と、しみじみ、思う。

ついこの間、今年が始まって、人並みの豊富や
ら、淡い期待やら、胸に秘めて生きていたのに、
もう、来年。なにもない今年。なんだか、がっ
くり肩が落ちる。

時の流れが速すぎて、自分の行いがついていか
ない。実りもない。むなしさに震える。

と思ったものの、まあ、そんなことは一時の気
の迷い。文具好きで、手帳好きの僕は、さっそ
くあれこれ手帳を物色しはじめる。

いつもはほぼ日手帳を買っていて、今年もそう
だったのだが、いつの間にか使わなくなった。
実はiPadminiとMacで事足りるからだ。

スケジュールはカレンダーだし、行動計画は
Omnifocusがある。記録やメモはEvernote。
気がつけば手で書くより綺麗で早いデジタル世
界にどっぷり浸かっている。

それなら、そう、考えるとおり、紙の手帳など
手放せばす事が必然なのだけど、手で書く便利
さと、後から見直したときの見やすさというか、
一目見るだけで頭に入っていくる、常に光を放
ち、目を刺激している、液晶ディスプレイには
ない、良さがある。

要するに、いいやつなんだ。ちょっと面倒なん
だけど、出しゃばらず、すぐ現れて、いろんな
ことをやってくれる。それだからどうして捨て
られようか。

さて、来年はほんと、どんな手帳にしたものか。
じつはまだ固まっていない。ほぼ日手帳はもう
やめると決めている。今年も結局使わなかった。

薄いシステム手帳もあるが、これなら持ち運び
も苦にならないし、革の手触りが気持ちいい。
これでもいいが、これも続かなかった。

今、かろうじて使っているのが、試しに買った、
小型の手帳。ワイシャツの胸ポケットにも入る
ものなので、いつでも持ち歩け、必要なときに
取り出せる。

iPadminiは鞄の中に入れていて、すぐには取り
出せなかったり、手ぶらで近くにないときがあ
る。そんな時、急にスケジュール確認やメモ取
りが必要になる。その瞬間、胸から素早く取り
だし、即座に対応できる小型の手帳は実に便
利だと、身を持って知ることができた。

本命でなく、試しに買った手帳なのに、いろい
ろと便利に使っている。ただ、書くところが少
なく、本格的な管理や、計画はやりづらい。

となると、それなりに書くスペースがあり、ポ
ケットにも入る大きさの手帳が、来年のために
買うべき手帳となる。

能率手帳あたりがいいのだろうか。ちょっと、
気になっているのはほぼ日手帳のweek版。
書くスペースは結構ある。ただ、胸ポケット
には入らない。面白さで買って使わないなんて
ことにもなりそうだ。

もう、数ヶ月で来年になる。現実を考えると、
時の流れに気が重く、意気消沈の有様だけど、
手帳選びは苦しくもあるが、楽しくもある。
そして、買った後は、あれほど拒んでいた来
年を心待ちにしている僕がいるのだ。

 ksniigata2014-07-44

 

 

 




 

 




 

 

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