イーロンマスクの功績と素顔

[イーロンマスクの軌跡]まるで映画のような彼の半生について簡単に纏めてみます。

イーロン・マスクの名前はよく聞くのですが、実はその人なりはまったく知りませんでした。 テスラ・モータースを立ち上げて、宇宙に強い関心がありロケット打ち上げに取り組んでいる、大金持ち。ぐらいにしか知りません。

きっと、そこそこの家庭に生まれて、ハーバード大学でも出て、起業し、純忠満帆の人生を送ってきた。そう思っていました。

それが、南アフリカで生まれ、ひどいいじめにあったり、家庭環境が劣悪だったり、アパルトヘイトの閉鎖的な社会の中育ったと書かれています。それから、会社を興しても社員と仲違いをして、一斉に辞められたり、事業が傾いたり、踏んだり蹴ったりの人生です。

そして、話題のテスラ・モータースが軌道に乗って、今では宇宙産業のSpace Xも、ロケット打ち上げで大型受注を取るようになり、成功者として知れ渡ることになりました。

彼の成功の秘訣を、強烈な意思と、そこからでた奴隷労働のようなハードワーク、そして、「超優秀な人材を惹きつけ、120%の力で働いてもらうリーダーシップスタイル」と記事では説明しています。

強い意志と、強烈なハードワークを自らに課して、自ら選んだ超優秀な人材にも、同じ様に働いてもらい129%の実績を出させる、ないだか、スティーブ・ジョブズを思い出させます。

やっぱり、急速に発展する組織には、こんな非常なリーダーが必要なのでしょうか。 多少人格が破綻していても、環境に振り回されず、自ら選んだ方向を一心不乱に突き進む才能が、起業家には備わっている必要があるのでしょう。

生い立ちがかなり不幸なので、強烈な闘争心はそこから出てきているかもしれません。人や地域との関わりがあまりいいものでは悪かった分、自分にとって安定を良した場所を持つことが出来ず、その代わり、安定を良しとせず、今、ここにない高い目標へ、すべてを巻き込み引き上げながら、前進し続けられる心を持ったのでしょう。

人の幸不幸は、結果的にどうなるか分かりません。彼の、不幸な環境が、今となっては強い原動力となっています。現状の幸不幸は、一つの現象ですから、そこからなにを得て、どんな結果を残すかは考え方と、行動次第なのかもしれません。

なんだか、下手な自己啓発もののようになって来ましたが、これも一つのためになる話です。ちょっと、記憶のメモに記しておきます。

それにしても彼を見ていると、ぼくなんて本当に起業家にむかない人種だと、つくづく思います。 とにかく、人とぶつかることが苦手で、穏便に、それとなく付き合おうと心がけています。 腹の中に、牙なんて全く無い。そんな人間です。

それでいて、起業家とか自立事業とか憧れるのですから、人というのは、分不相応なものに憧れる生き物です。

とりあえず、ぼくの場合は、一人で出来て、極力人と関わり合うことが少ない、ブログでも書いて、ささやかな起業家気分を味わうのが関の山です。