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小津安二郎、成瀬巳喜男、木下恵介、黒澤明、今井正など名だたる巨匠の作品に出て日本映画の黄金時代を支え、42歳で引退して以降は公の場に姿を見せることのなかった伝説の女優・原節子さんが、9月5日(土)に肺炎のため亡くなっていたことがわかりました。95歳でした。

永遠の処女と言われた原節子さんがの訃報がありました。小津安二郎の映画で中心存在として活躍していた素晴らしい女優です。ドイツ人の血が入っているので、日本人離れした彫りの深い美女でした。ただ単に美しいだけでなくて、とても芯のある女性でした。それが表情にも表れていて、ストイックな雰囲気が引き締まった演技を醸し出しています。

ストックな姿勢は実生活にも貫かれ、42歳で引退し、それから全く表舞台には出ず、こうして長寿を全うしました。もう何回か銀幕に映って欲しかったのですが、それはかなわぬ夢になりました。ご冥福をお祈りいたします。

実は彼女の映画は「東京物語」しか観ていません。それでも、印象深くてなぜだか多くの作品を観たような気がします。それだけ、この作品が素晴らし立ったのと、彼女の演技以上にたたずまいが良かったからだと思います。この機に彼女の作品が、もっと観られるようになったらいいと思います。それなら、お前が観ろよというところでしょうか。

 








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