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360度カメラ「THETA(シータ)」は好調だが、「PENTAX」ブランドなどが属するデジタルカメラの販売台数が減少し、売上高は前年同期比45%減の43億円に。
リコーのカメラ事業が厳しい状態になっています。「THETA(シータ)」は好調のようですが、デジタルカメラ部門は販売台数の減少が止まらないようです。
売上高が前年同比45%も減る43億円。リコー側は否定しましたが撤退報道もでたカメラ事業の今後が危ぶまれます。
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リコーが発表した2017年4~6月(18年3月期第1四半期)の連結決算によると、純利益107億円(2.2倍)と手堅く経営しています。利益を出している部門はオフィス事業とプリンティング事業。ただ、個人向けカメラ事業が含まれる事業部門は2000万円の赤字とのことです。
「聖域を設けず、遠ざける事業の選別を徹底する」とリコーは語っていますので、このままの状態が続けば、撤退か他への身売りも考えられます。
ニコンもそうですが、カメラ事業は厳しい状態です。その中で、好調な実績を出しているキヤノンはさすがと言えます。もともとメーカーとしての絶大なブランド力を生かして、技術力を高収益が取れる高性能カメラと、ミラーレス機に投入して、現状を乗り切っています。
キヤノンの高業績の裏にカメラがあった。変化への着実な成長が結果を出す。
玄人のカメラ好きにはファンの多いPENTAXですが、一般的には地味すぎて今ひとつブランド力がありません。リコーにはGRという超個性的で、写真好きの心を惹きつけるブランドがありますから、それを生かした販売の方向を見つければいいですし、ズイコーレンズの良さを生かした、個性的なミラーレス機を作ってほしい。
それに、正直今のPENTAX一眼レフカメラのデザインは堅物すぎて、興味が湧きません。堅物はそれはそれで味があっていいのですが、用いようが今ひとつです。GRなんかは、それがそっけないほどの簡素なデザインと、頑ななレンズ構成が魅力的なんですから、GRのデザインを生かしたミラーレス機とレンズを出せば、きっとファンが飛びつくはずです。
GRの火が消えないように、リコーには頑張ってほしい。不器用なメーカーなのかもしれませんが、不恰好ないいカメラをこれからも出してほしいと願います。
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