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しかし観光客は増加したものの通過型の観光客が増え、経済効果を生み出す宿泊客数が減少してしまったのです。その裏には一体何があったのでしょう。

今、一番気に入っている写真家ケント白石さん。彼が撮影した「青い池」が僕のマックの中に現れて、繊細で深い色合いに心を掴まれました。後から、日本人で北海道在住と聞き、日本人らしからぬコンセプトが明確な写真を撮れる人だと関心したのを覚えています。

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彼の写真のことは、Appleが上り調子の時期もあり、瞬く間に日本中で広まりました。ニュースやらポッドキャストやら、ブログなどで多くの人が取り上げ、その美しさに感嘆の声を上げたのです。僕もその一人でした。

そのおかげで地名度が上がり、訪れる観光客が増えたようです。ケント白石氏ご自身も地域の観光活性に尽力されており、ペンションを経営しながら、「青い池」のスポットライト設置、宿泊者への写真教室など、幅広く行なっています。

貧窮している地方財政もこれで安泰と思いきや、なかなかうまくいかない事が起こっているようです。

観光客は増加したのですが、観光スポットを見ただけで帰ってしまう、通過型の観光客が増えてしまい、経済効果を生み出す宿泊客が減ってしまったとのことです。

もともと、有名になる前は、本当に好きな人だけが、美しい風景を楽しみのんびりと滞在しながら観光をしていました。それが、観光客が増えたために、駐車場や宿泊施設が間に合わなくなり、今まで主流となってた滞在型観光客は、敬遠していく様になったようです。

増えた観光客を快適に滞在してもらうために、農地や森林を崩して駐車場を広げたり、同じように土地があれば急激に旅館やホテルを増やしたりすると、広大な美しい自然を楽しむという重要な強みが薄れてしまいます。それに、付け焼き刃のおもてなしは、素朴な人間関係を求めて来た観光客を興ざめさせることにもなる。動こうとしても、動けない頭が痛いことです。

これは、観光でも店舗、企業経営でも同じ悩みだと思います。

急激な成長しても、それを受け止めるインフラが整っていないと、今まで基礎とてなっている顧客や市場が離れることにもなりますし、新たな顧客や市場が思うような結果を得られずに、離れていくことにもなります。

近所に巨大なホームセンターがあるのですが、駐車場の作りがとても悪くて、たくさんのお客が来て大量に車が駐車すると、あっという間に駐車場内で停滞が起こり、ろくに出ることもでき無くなります。

インフラが整うまで、あえて、成長をセーブする思慮というか手順を踏んだ戦略が必要なんでしょう。

ただ、問題が起こらなければ解決も出来ないので、増えた観光客を快適に滞在してもらうように、これから色々な工夫をしながら、あわてず地道に解決して欲しいと思います。









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