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「プロメテウス」を観る。

リドリー・スコットが監督した「プロメテウス」を久しぶりに観ました。 映画館で観たのですが、
日本語吹き替え版だったので、改めてDVDで英語版を見直しました。雰囲気や臨場感が格段に違
うと思いましたし、吹き替えがちょっとだったので。

映像は最高に素晴らしかった。リドリー・スコットの映像芸術の集大成といえるほどの素晴らし
さです。構図の取り方、画角の使い方、編集の小気味よさどれをとってもため息ものです。巨匠
といわれる希有な映画監督です。

ただ、脚本は指摘されているとおり、つじつまの合わないところ、納得のいかないところが有り、
残念です。リドリー・スコットの映画は映像美と独特の演出からくる世界観で魅了されるのです
が、論理的に突き詰めた脚本は意外とお粗末なところがあります。

彼の代表作の「エイリアン」にしても、「ブレードランナー」にしても、脚本は驚くほどシン
プルでひねりがありません。また、監督だけの請負作品も脚本は首をひねるものが多くあります。

この作品も脚本が途中急に雑になるのが残念。これで、構築された脚本の安定感があれば、ス
タンリー・キューブリック並の名匠になれただろうし、この作品も永遠の名作として記憶され
るだろうと思います。人の才能はかたよりやすいのでしょうか。彼の場合は映像への執着が、
脚本への希薄さに繋がるのかもしれません。

いろいろ難点を書きましたが、あまりある映像美の極致。個人的には再びリドリー・スコット
らしい映像美に充ち満ちた作品に出会えてとてもうれしく思っています。折に触れて観るには
最高の映画です。

 

 

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