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「かぐや姫の物語」を観ました。

正直、感動した!近年まれに見る名作です。

意外と、この作品酷評する人も多々いて、それも、「風立ちぬ」絶賛した
有名どころの批評家だったりするので、観る前は1800円を無駄にしないか
不安でした。 

他にも観たい映画があったのですが、「風立ちぬ」を観たので、
義理でこちらも観なくては思い、半分付き合い気分でほとんど期待という
ものは捨てて映画館に入りました。

 その杞憂も映画が始まったその瞬間から消え去り、
流れるような絵巻物の美しさに魅了され、
かぐや姫の豊かな表情に心を掴まれ、
親になった身としては、じじばばの想いに涙して、

2時間以上の一時を夢心地のごとく過ごすことが出来ました。
無駄なところの多い脚本だと、指摘する人も多く、確かに、
多くのシーンが盛り込まれますが、昔の名作はそれが多かった、
映画全体に浸る、そんな映画の楽しみを思い出しました。

どうしても「風立ちぬ」が好きになれないでいる僕ですが、
こちらは、手放しに夢中になれました。これはもう、
映画の良し悪しでなく、もう、身勝手な人の感覚なのでしょう。

ただ、そんな身勝手な好き嫌いで映画なんて楽しめばいいと
最近思います。

なんだか映画の感想というよりも、”感動“ばっかりで中身がない
ですね。でも、それでいいんです。とにかくよかった。 

でも、ヒットしてないという記事が見受けられる。
寂しいです。観た方がいい映画です。 

 

 

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