心が分からないこそ、物語が深くなる「万引き家族」感想日記

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かなり前に観たのでそろそろ感想を書かなくてはと思うので「万引き家族」の感想を書いてみたいと思います。

是枝裕和監督は好きな監督なので、安心して観ることができました。最近では珍しく監督の名前で観ることか出来る監督です。

役者の演技を引き出すことで有名な是枝裕和監督。今回も演者は素晴らしい演技をしていました。

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とくに、記憶に残ったのは樹木希林さんの演技です。自然な演技は当たり前ですが、ある結果で、その中にそこ恐ろしさも感じます。この何を考えているのか、どうかんがえても分からない演技は舌を巻くほどです。

もちろん、安藤サクラさんの演技も良かった。この人さほど美人じゃないけど、なんだか乗り移ったような演技で引き込まれます。芸能一家の血でしょうか。演技に対する並々ならぬ覚悟を感じます。

でも、大女優のケイト・ブランシェットが大絶賛した安藤サクラさんの泣きの演技は、いがいとさほど何も感じずいつの間にか過ぎてしまいました。

そう言えば、この映画。登場人物が本当は何を考えているのか、はっきりしません。もちろん、リリーフランキーさんが演じる父親は、単純でわかりやすいのですか、それでも、言葉や態度で明確に思いを語りません。

だからこそ、観ている最中いろいろと心の内をのぞき込もうと、表情の隅々、言葉の端々に注意を持って見続けることができます。

最近の映画やドラマ、それにアニメには、感情を言葉にして語ることが多いのですが、この映画は本心を語ることもなく、かすかなヒントを表情の中に隠しています。

それを、観る側はあれこれ考えながら、幾通りもの答を出していく。観てからかなり経ちますが、今でも、時折、あのときのあの表情や言葉はどういう意味だったのだろうと、物思いにふけることがあります。

心が分からないからこそ、物語が深くなる。

本当は3回ぐらいは観ないと、この映画の本質は分からないと思います。映画館で観ることはないと思いますが、レンタルが始まったらまた観るつもりです。







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