映画版「PSYCHO-PASS」を観て,民主主義以外の社会政策の必要性を考える。

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PSYCHO PASS

「PSYCHO-PASS」のDVDレンタルをしていたのでさっそくレンタルをして、 観てみました。

さほど期待していなかったのですが、結構面白くて楽しめました。 2時間ほどにまとめてアニメを見せるのは、以外と難しくてまとまりがなかったり、 間延びしたりして公開することが多いのですが、この作品はオリジナル作品として、 とても良くまとまっていました。

正直、TV版の2期がPSYCHO-PASSらしさが薄らいでいて、今ひとつのところが ありましたので、今回もそれを引き継いでいるかもしれないと危惧していました。 でも、1期の緊張感と緻密なストーリーを見事に再現していて、これこそか2期と 言っていいほどです。

とにかく、映像が素晴らしく場面一つ一つに惹きつけられました。この映画の企画段階で、 かなり練り込んだのが感じられます。

それにしても主演の花澤香菜がいい。彼女の超代表作品なのは間違いありません。彼女の 声は一見、癒やし系の柔らかさや心地安さが取り沙汰されていますが、それよりも、暗い影の 面が見え隠れするところが、気に入っています。

この作品で彼女は、明るく気丈に振る舞っていながら、暗く深い絶望の中に片足突っ込んで いる危うさを絶妙に表現しています。見事と言うほかありません。

しかし、少し心配なのが、彼女がこの作品に入れ込んでいるのをとても強く感じ、 今後、他の作品に気持ちが行くのだろうかと思います。

PSYCHO-PASSを観てて考えさせられましたが、自由を求めて人は生きていきます。 それは実に素晴らしいことには違いないし、誰もが求めることには違いない。でも、 自由になったとたん、個人個人の感情があふれだし、争いが起きてしまう。

それならは、完全に管理された独裁に近い環境で、個人の感情や信条を押し込めた方が 全体的には幸福なのかもしれない。なんて、考えてしまいます。

本当に民主主義の意味と価値、そして、使い方を身につけるのは、想像以上に精神力と知力、 体力が必要なのかもしれません。

全体に対して、自分の考えを他の声に負けぬように、論理的に暴力的にアナウンスしなくては いけない。そして、全体でその考えが否定されて、捨てられたとしたら、それを甘んじて受け 入れて、決められた内容を様々な感情や利害を越えて、実行に加わらなくてはいけなません。

議論の苦手な日本人もそうですが、世界でこれを使いこなせるのは、さんざん争いを 起こし後悔をし、自ら痛みの中から組み立てた欧米の国々だけかもしれません。

現に多くの紛争地域で民主主義を根付かせようとしていますが、どうも上手くいっていません。 別の国家管理の方法が必要なのかもしれません。ただ、社会制度にしても、宗教にしてもそれを 成し遂げてはいないし、誰も判らないというのが実状でしょう。

その辺の皮肉な人類の現状を突いているところが、この作品の面白いところです。 ただ、やっぱり、自由と個性が一番大切と、当たり前に落としているのがあるのが少し残念。 これは、個人の感想なので、人によって違うのであしからず。

思ったよりも良く出来ていたので、お得感かとてもある作品でした。さて、PSYCHO-PASSの 3期か映画は出来るのでしょうか、それを匂わせる終わり方でした、個人的には期待しています。

 

 




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