それぞれの働き方、生き方。今、選ぶ時。

今日ネットニュースを見ていたら、ADHDの方が在宅勤務になった途端、仕事で飛躍的な実績を出したとの記事がありました。

それが全てに当てはまるのか分かりませんが、リモートワークになって、人との付き合い方を苦手にしている人は、気分的にかなり楽になったのではないかと思います。

問題のほとんどが人間関係だと、少し前に流行った「嫌われる勇気」で書いていました。

単純にAを処理する、Bを行うだけで良いのに、人の感情が挟まって、なかなかうまい具合には行かない。そんなことが多々あります。

離れた席に座っている、上司の視線が気になったり、「Aをやれ、Bを出せ」などの仕事の要求の言い方が気になって、思うように体が動かない。なんてことが、誰しもあるはず。もちろん無い人もいますけど。

自分を取り巻く環境をリモートワークで一旦遮断して、仕事などやるべきことのみに集中できるのは、案外、良いのかもしれません。

僕も、周りが気になる人間で、肌の合わない人がいるだけで、気が散ってしまいます。良い大人が、いけないことだとは思うのですが、生来気が小さく、下手に敏感な性質を持って生まれてしまったので、変わりそうもありません。

そういえば、事務所の隣にある、物置室に机とPCを持って行き。そこで、DMや仕事の資料作りをしていました。周りは誰もおらず、もちろん電話もないからかかってくることもない。自分の意識の中にこれ以上ないほど集中できました。

あの気持ち良さ、充実感は今でも忘れられません。創作活動、と言ってもDMや書類作りですが、素晴らしく進みました。

人間が自分の周りにいたいことは、これほど開放的で心地よく、自由なんだろうと心底感じました。なんだかこんな事を書くと、全き異常者のようですが、どうも人間というのは僕にとって、得体の知れない、気をすり減らす存在なのです。

こんな人間は、人の中ではあまり歓迎されないので、独自で生きて行けるほどの才能があれば良いのですが、これは希少な者だけの特権。そんな人間が生きていける環境や教育を用意することも必要なのではと感じます。意外に集団では作り得ない、画期的なものを生み出すかもしれません。

リモートワークが叫ばれています。ただ、無意識レベルで、集まるのを無条件に良しとしている企業が多いので本格的に導入することは、難しいのが現状です。

大手ならすでに取り入れていますが、ワンマンや古参の多い企業の場合は、なかなか踏み切るのは難しい。リモートワークを取り入れようと、声が上がっても、皆が集まってこそ仕事が出来る。お客様に対して失礼だ。とうとう非難されて、結局は皆が会社に集まるとなります。

わざわざ集まる必要はないし、孤独の中で仕事を進めた方が良い人もいる。この、厳しい現状を乗り越えるためにも、多様な仕事の選択を取り入れることが必要だと思います。多様な生き方の提供の先に、未来があるかもしれないのですから。

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