にっくき50mmの標準レンズ。どれほど四苦八苦しつつ撮り続けたのか、思い出していたら、いつの間にやら一番親しい間柄になっていたことに気がついた。

SONY α7IIの相棒として選んだレンズが、SIGMA 45mmf2.8。

評判が良かったし、その割価格が安かった。そして、何よりも興奮したのが絞りリングが付いていたこと。

そのために、それだけのために、考えずに買ってしまったのです。

45mm俗にいう標準レンズ。今そういうのだろうか。今なら標準レンズとして付いているのは少し暗いf値のズームレンズ。昔、そう30年以上前は、それが単焦点の50mm。

もちろん銀塩カメラ。フィルムカメラの時代。

僕はこの標準レンズを憎んでいた。歯痒くて仕方がなかった。もう、親の仇かと思うほどにクソ!(まあなんと下品な言い方なのでしょう)と思いながら、ファインダーを覗いていました。

お金がないからレンズまで、回らない。ようやく CanonのAE1を買ったのはいいのだけど、カメラだけでは写真が写せない。レンズがないとどうしようもない。

買ったら付いてきた50mmだけで、もどかしい思いをぶら下げて、写真をひたすら撮り歩きました。別に景色の良い場所に行くでもなく、気の利いた美女に声をかけ撮る気合もなく、ただ、近所の風景やブサイクな友人、もちろん男をひたすら撮っていた。

今と変わらないのが悲しい。

50mmと言うのは使いこなすと、いろんな顔を見せてくれる万能レンズ。ライカの時代から絶対通過しなければならない画角。と、言われている。

でも、血気盛んな若き僕。没個性のつまらない安いから使っているこのレンズを不満たらたらで使っていた。でも、画角を頭を捻って考えて、絞って広角風に撮ったり、開いてぼかし望遠風に撮ったりなかなかお勉強にはなった。と、思いたい。

今、こうして45mmを使っていると、ちょうど自分の目線と近しく、親しく、なかなか面白いやつだと、親しみすら感じている。

生活の中に溶け込む画角。それが50mmなのだと思います。それが今の自分の写真とあっているのかもしれない。

次、手に入れたいレンズのことをしばし夢想したりしている。80mmか35mm、望遠か広角どちらかのレンズを持っていたら、明確に次を思い浮かべることができるのだけど、持っているのは45mmの標準レンズ。如何にもこうにも前にも後ろにも進めない。いや、これは困ったもんだ。

良い方に考えれば、これで広角も望遠も、いや、そうじゃなくて僕が写す写真はこれ一本のレンズがあっているのかも。

なんとか次のレンズが欲しくて、お金の思案したり、性能うんぬん評価を読んだりしているのだけど、結局、この45mmがいい具合なので、これで、これだけどいいかな。お金もかかるし。(幼少のみ切りより、いつまでたっても金のことで頭が痛い)なんて思っているのです。

★この写真を撮ったのはこのレンズ


★次はこのレンズが欲しくて仕方がない。


★スナップ撮影なら35mmは鉄板


★この画角は使ったことがないので興味あり


★α7IIを使い倒したら次はやっぱりこれになるか

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