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  題名:「後からフォーカス」カメラの新型Lytro ILLUM発表、大幅進化&値段も3倍

※引用元はこちら「Engadget Japanese

 

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従来のカメラが特定の被写界深度とフォーカスで一枚の画を切り取るとすれば、ライトフィールドカメラはレンズに入る光の束を方向まで含めてまるごと記録します。そこから演算処理により、後から任意の場所(距離)にフォーカスを合わせたり、立体写真や視差効果のある「生きた写真」が得られることが特徴です。

ILLUMのレンズが軽く小型である理由についてLytroでは、従来のカメラはさまざまな歪みを補正するために多数のレンズを必要としていたのに対して、Lytroではセンサーで光線についてリッチな情報を得られるため、枚数の少ないシンプルで明るい光学系を採用して演算で補正できる点を挙げています。

露出はソフトでいくらでもなるけど、フォーカスはまだ聖域で、
撮ったときが全て。後からこの辺を何とかしたいと思っても、
そうしようも無い。

写真の醍醐味で、写真を撮ることは、一期一会のシャッター
チャンスである。

その為、カメラの機械としての極められた性能と、手ぶれ無く、
絶妙の構図で撮影する技量が必要だ。と、思っている。僕みたいな
化石のような写真好きは。

それが、とにかく撮れば、後からフォーカスを自在に変えることが
出来るこのカメラは、なんとも残念な代物である。

これから、ソフトベースでどんどん写真をいじることが出来るように
なり、光学製品の極みであるカメラが、軽薄な家電製品になって
いくのだろう。まだ、かろうじて優先的な地位にいる日本のカメラ
メーカーは深刻に、変化を受け止めなくてはならない。

が、これを無視して、見えなかったことではいけない。

どっちみち、全ての製品はソフトベースになっていくし、日本の
有名メーカーがやらなくても、このように世界のどこかの、
誰かが造ってしまう。

これが俗に言う「イノベーション」と言うやつかもしれない。

不便なことがほんのちょっぴりあれば、それが面白ければ、後先考
えず、一気呵成に選択と集中し、資産を投入する。この、覚悟と
行動力は特筆する。

こんなことを見るに、欧米人だけではないけど、日本人以外とい
うか、彼らは、一点何か矛盾があれば、全体を躊躇無く壊す。
ビジョンがあれば、積み重ねを根本からまずは崩す戦略を実行する。

これよりいいものがあるなら、今までのいいものは壊す。

それが、いいことなのか、悪いことなのか、それは結果論で有り、
そんなことは二の次三の次なのかもしれない、意識の中では。

日本人はそれが出来ないから、とにかく、鎖国をして自分たちの
スペースを強制的に決めて、他者から離脱するのだろう。

ただし、それが悪い事とも言えない。だからこそ、完全に一定の
知性が滅ぼされず、残り、鎖国を解放し外に打って出るとき、
圧倒的な知と実の基盤となる。

すべて、いいとか悪いとかハッキリとは区別できない。

このカメラは、センサーで光をとにかく方向まで全て取り込むので、
複雑な レンズによる湾曲補正や、色補正が必要無くなる。日本
が誇る高性能なレンズが必要無くなる。

今、日本のカメラメーカーは、カメラ本体よりも高額な、高性能
レンズで顧客の囲い込みと、収益を得ているが、それが、一切
無くなった世界が近づいているし、そうなったときの写真の
意味を考えなくてはいけない。

いったい、写真を撮ると言うこととはなんだろうか?と。

 

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