凡庸雑記「撮影」





腰は痛いは、左手首は腱鞘炎だは、左膝は慢性的に痛いは、どうにもこうにも体を動かすのがキツくなっている。

だから、出来るだけ体を動かしたくはなく、のんびりと映画やドラマ、アニメを観ていたい。





でも、まがりなりにも写真を趣味として、十万以上のカメラを手に入れたものとして、最優先事項として写真を写して行かねばならぬと、余計な強迫観念に苛まれている。

が、こう体の具合が悪いと、無邪気にカメラを持って外に出ることなどできやしない。ずるずると時間ばかり過ぎ、肝心の写真が撮れずにいる。





こんな時、余計なことはせずに、撮らないほうがいいのかもしれない。反面、どんだけしんどくても日々撮る行いは続けていくのが真っ当かもしれない。

背反する思いにただただ翻弄される、我が心。





写真を撮って生業にしている人の中でも千差万別だ。

この間観た映画の「浅田家!」では、自分が撮りたい対象が決まるまで、写真を撮らず堤防で釣りをしながらぼんやりと過ごしていた。





また、写真家のYouTubeでは、あるカメラマンは、どんな時でも、毎日カメラを持って何かしら写していたと言っていた。

まあ、どれだけ数を撮っても、考え無しでは上達しないとも言っていたが。





個人的には、撮らないことには、何かしら経験が得られないので、撮ったほうがいいんじゃないかと思ってはいる。が、こうも体と気持ちが奮い立たない状態では、どうしてもうまくいかない。

根は写真撮影を愛しているのだろう。





どれほどしんどくても初めの一枚を写しされすれば、次々とシャッターが切っていける。初めの一枚がとんでもなく重いだけだ。

今日も、機会があれば写すつもりで、カメラを車に放り込み、買い物に出かけたが、どうしてもカメラをかまえることができなかった。





今日は写せないと挫けかけたが、とにかく一枚でもと、適当にシッターを切ったら、それをきっかけに何枚か調子良く写すことができた。

おかげで、見境なく歩き通したので、体がくたくたになってしまったのだけど。





あまり無理やり写していると、そのうちカメラを見るのも嫌になってしまうかもしれないので、無理はせず、お気楽極楽で写真道を生きて行ければ嬉しいと思う今日この頃である。

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