凡庸雑記「iPhone13」信者であることを実感した日
立て続けに妻と子供がiPhone seからiPhone13に機種変更をした。
4年分割だが、2年を過ぎると旧機種の2年分費用が相殺されて、新しい機種を購入できるauとの契約を行っていた。その、2年が過ぎた。
もちろん4年同じ機種で使い続け、払い続けることもできるが、日進月歩の世の中、これからまた数年間は使うのだから、最新の機種にしようということに話がまとまる。
と言うか、今のところ最新のiPhone13を僕が触りたかっただけなのだ。
電子機器に全く持って疎い、妻はその話に思うようになびき。それじゃ、これからのこともあるからとiPhone13を購入。
息子は、さすがに無知のままでは買わないけれど、こちらも自分なりに考えて、とりあえずはiPhone13にしてみるかと、選ぶ。ただ、最後の最後までiPhone seと迷ってはいた。
購入したauショップ(別にショップで買わないほうが良いと思うが、不安症の妻から、auを使っているからauショップで買わなければと頑なな要求があった)では、iPhoneseはすでに無いとのことだったので、強制的に両者揃ってiPhone 13になったのもある。
それぞれMacでバックアップは取っていた。繋げて復旧すればすぐ元の通りと思っていたが、結構苦戦する。
いざ復旧となったら、互換性がないからバージョンアップするようにと警告。iPhone13のiOSが一つ前だったためのようだ。仕方がないので、結構時間をかけて最新のiOSに。
その後問題なく復旧が開始され、無事、終了。
これで、ようやくiPhone 13が使うことができる。自分のものではないが、我が家では一番新しいiPhone。なんだかワクワクする。
seよりも格段に画面が大きくなり、最新のチップで速度も向上。容量も128GBと何不自由ない容量となる。そして、最新の通信規格5G使えるようになり、夢心地の速度をその身で体感できる。さぞや快適に新しくなったiPhoneを堪能しているだろう。そう、ほくそ笑みながら妻と子に感想を聞いてみる。
が、驚くなかれ、卒倒しそうなぐらい、全くぜんぜん大不評なのだ。
出るはでるは不満、不評の数々。
指紋認証ができなくなったのは、全くもって不便で仕方がない。5Gとか何が変わったか全くわからん。画面がデカく綺麗になったらしいが、これまた実感なし。逆にデカくなったせいで、重くて仕方がない。片手で操作できなくなった。ホームボタンがないのは直感的に使えなくて、しどろもどろになってしまう。
こんな感じで、期待を全く裏切るファーストiPhone13レビューだった。
その話を聞きつつ、引き攣る笑顔を両者に向けて、馴れればきっと、きっと便利で仕方がない、さすがApple製品、さすがiPhoneとなるだろうと、語りかけた。
そして、心の中で「そうなればいいなあ」とつぶやいた。
iPhoneやMacが新しくなるたびに、奇跡的な成長を遂げたと喚起しつつ、なれない機能を四苦八苦している僕なんかは、みるに堪えない信者というところなのかもしれない。