疲れた頭と心には普通の写真が必要だ。そのためにはiPhoneを買わねばという妄想に取り憑かれている。

普通の写真が欲しい。最近、現像疲れのせいだろうか。コントラストや明細度、色温度やら何やら、そんなもんを超越した普通の写真が欲しい。

Nikon Z6の絵も悪く無いというか、すごい世界なんだけど、味が濃くて舌が痺れて肝心の美意識が味わえない感じがする。

Nikonの絵は自然でナチュラルと言われて、心地よく感じている人も無数にいると思うし、そうなんだろうなあと人が撮った写真を見るとそう感じる。

だけど、なんだか僕が撮った写真は、撮影者の信条が投影されているせいか、コクが深すぎる、暗すぎる、なんだか普通じゃない写真になってしまう。

これも、個性っちゃそうで否定も、無視もする必要はないし、したくはない。だけど、普通の写真が最近の疲れた体には欲しい。そんな衝動に苛まれる。

そんな、ていたらくな、投げやりな目線でiPhoneの写真を見たら、これが、本当に普通に綺麗なのが衝撃的で、感動的。

今まで、スマホの写真なんて、一味も二味も足りぬお子ちゃまだと思って見ていたけど、これだけ普通に綺麗に撮れる。それも、絞りもシャッターもホワイトバランスも無問題で、考え無しで、ただ好き勝手に無自覚にiPhoneのスクリーンをタップするだけで撮れるのだから、すごいと言わざるを得ない。

もう、何につけても中途半端で深みのカケラもない僕には、素直に正直にこだわりや我流の美意識を捨てて、iPhoneを持って街に繰り出した方がいいのやもしれない。

写真のみならず、動画もすごいのが撮れるのだから、涙をちょちょぎらせ高いフルサイズミラーレスを手に入れるよりも、電話もできるカメラとしてiPhone。それも、今ならiPhone14Proを手に入れた方が、そのすべきなのではなんて、そら恐ろしいことを考えてしまう僕は、今、心身とも疲れているのだろうか。

アホなことを考えんと、はよ寝よ。

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