意を決し、仕事用ラックを整理した 出てきたのは過去の希望か絶望か

仕事用ラックを整理

暇に任せて、今まで気になっていた仕事用ラックを整理した。

ものぐさで整理が致命的に下手な僕は、とにかく行き場所が決められない品々を放り込んで、見ないことにしていた。

案の定、扉を開くことが恐怖の実態となっていた。まさに現代のパンドラの箱。蛇が出るか邪が出るか。さりとて、いつかいつの日か、根本的に手を突っ込まないと、お前は明日から来なくていいと言われた時に、四苦八苦してしまうのは、我が身そのもの。

せっかく、多少は余裕のある今この時に、おしゃれで高級な女性雑誌風で最近流行っている”断捨離”をするべしと、立ち上がった。

出るは出るは過去の何か

出るは出るは、過去の臓物がわんさか出てきた。

2度と見ない雑誌や、仕事のノート、それに、レガシーなケーブルたち。引っ張り出しては、片っ端から捨てていった。

その中、懐かしいものとご対面を。

ホワイトのiBook

なんと、ホワイトボディのiBookが。

何十年も前に買ったもの。確か、20年は経っているのではないか?このiBook、とても頑丈で使っていてとても信頼感があった。像が踏んでも壊れないそんな誘惑にそそられそうな頑丈さだった。ちなみに、息子が3歳の時、この上に乗って遊んでいた。だから、3歳児の重さには耐えられるのは実証済み。(実際は試さない方が身のためですよ)

悲しいことにこのiBook。電源アダプターを無くしてしまい、立ち上げることができない。だから、中のデータを初期化できずそのままに。オークションでも出せば、マニアが買ってくれそうなのに、初期化できないばかりに、今こうしてラックの中に、放り込んだままである。

どうしたらいいのか、まあ、記念品としてこのまま持っとくか。

ハードディスクでトランプを

それから、予想以上に出てきたのが、ハードディスク。もう、トランプが出来そうなほど積み上がった。ハードディスクはデータのことがあるから、簡単には捨てられない。

毎年、性能がよく容量が多いものが出るので、気がついたらかなり溜まってしまった。

近々、ドリルで穴を開けて、物理的に使用不可能にして捨てなければ。

1週間しか使わない手帳に衝撃

掘り出し物で衝撃を一番受けたのは、手帳だった。

ラックの奥の方や隙間に、無造作に突っ込まれていたのが、出るは出るは。何年にも渡って能率手帳の皆々が現れた。

何が、衝撃だったのかと言うと、なんと!全て、大体買ったばかりの1週間ばかりは熱心に細かく書かれているが、それ以降は、ほぼ真っ白。書くことをやめてしまっている。

そんなのが、何年も。

我ながら、無駄な使い方に絶望してしまう。こんなにも無駄な使い方をするなんて、手帳に謝らなくてはならない。手帳が本当に不憫だ。まさに、悪逆非道とはこのことだ。

真新しい手帳は希望の香り

それにしても、どうして毎回こうも手帳を買ってしまうのだろうか。

真新しい手帳を手に入れて、初めて開く時。真新しい香りと共に、未来への希望が漂う。今年一年、良いことも悪いことも訪れるだろうけど、人生が刻まれて行く。自身が紛れもなく生きている。そんな、生命の希望を、夢想する。

だから、毎回手帳を地獄に堕とそうと、無為に朽ち果てさせようと、初年の喜びと理想を得るために、買い求めてしまう。愚かで無邪気な僕は。

しかし、ここまで酷いと流石に紙の手帳はやめなくてはと実感させられた。と、言いながらもすでにほぼ日手帳を買ってしまったのだけど。とりあえず、今のところ、熱心に書いているから、この手帳は幸福な一年を過ごせそう。(非道な主人のために一寸先は闇だけど)

こうして徹底的に整理をすると、なんだかとても気分がいい。時にはこうして整理を行わなくてはと思いつつ、今年は暮れていく。

↓人気ブログランキングに登録しています。記事がよかったらクリックをお願いいたします。


人気ブログランキングへ