たっぷり貯金したいなら、香川と徳島に学べ
四国の2県になぜかお金持ちが多い理由

香川や徳島の人たちがこれほどまでにおカネを持っているとは、何とも意外な気がする。これにはどんな理由があるのだろうか。取材班は四国へ飛んだ。

四国は地味で全く目立たないのですか、意外とへらこく生きているところなんです。 四国出身の僕が言うのですか、間違いありません。

土地柄が以外とのんびりとはしていなくて、忙しく、たくましく働いています。

一言で言うと実績を重視する土地柄。結果で判断する土地柄です。 夢とか、希望とかよりも、現実性を大切にするのです。

だから、僕みたいな夢見がちな、ふわふわした人間には、少々辛い土地なのかもしれません。そのせいか、あまり故郷に愛着がなくて、高校を出るとすぐ都会に出て、今や遠く離れた土地に住んでいます。思えば遠くに来たものです。

ほとんど、話題にも出ない田舎の四国だから、のんびりとした雰囲気で、ゆっくと過ごしているイメージを持っていると思います。でも正反対なのです。常に気を働かせながら、損得を考えている土地からです。

記事では、徳島は、女性の社長が多いと書いています。実際、徳島の女性はとてもしっかりしています。要は、強いということです。その強さも、誰かに対してではなく、自分自身に強いのです。要は自立しています。

家庭に入っても、女性だから家庭に押し込められているなんて感じは無く、家庭が自分の城で、誰にも手を出させないぐらいの感じで、がっちりと抱え込んでいます。まあ、僕の幼い時の、婆ちゃんを見ての話なので、今は違うかもしれませんが。

でも、女性の社長が多いというのは、そんな気質が今でもしっかり受け継がれているのでしょう。

基本的に、保守的な土地柄なので、家庭に入ることが多いのですが、いざ働き始めると、男性顔負けに力強く働いて、どんとん進んで行きます。

徳島のたとえに、讃岐男と阿波女と言うのがあります。結婚するなら、男性は讃岐の人、女性ならば阿波の人がいいということです。ことわざになるぐらいに、徳島の女性は素晴らしいのです。

それから、大阪との縁が濃いと書いていますが、これもそうで、四国は山脈で四県がクッキリと区切られていて、四県それぞれ、文化や気質がまったく違います。それならば、四国内で交流するよりも、大都会の大阪へ行くことが多いのです。これも実利が高いから。

どうして、徳島と高松で商売熱心になったのかはよく分かりませんが、狭い土地柄と、大阪の影響があるのかもしれません。狭く、貧しい環境なので、夢や希望を置いといて、工夫して行動して、具体的な実績を掴む、それが、県民性に根付いたのでしょう。

久しぶりの、故郷の話題。思わず、いろいろと書いてしまいました。 今度、阿波踊りでも見に故郷へ帰ろうかな。