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変化の時代は、やってみて、成功や失敗から、現実を学び、また新たな選択肢を発見しつづけるということが重要なはずですが、渡邉美樹氏の手帳術にはそれが感じられません。

この記事を読んで、他人事のように簡単に笑えないのが辛いところ。なんたって、僕自身がワタミの手帳を一時期信奉していて、熱心に手帳に書き込んでいたから。でも、途中、ずぼらな性格なので、続かなくて終わったのですが。

成功哲学の基本は、だいたい同じて、明確で、強烈な目標意識。それに対して、現実を強引に捩じ曲げる勢いで、あらゆることを実行していく。敗北を敗北として認めず、必死になって切り開いていく姿勢が、希望につながり、心を強くして、強烈な行動の源泉となる。

自分が負けを認めず、行動し続けることが、絶対心情なところがある。

それには欠点もあり、ここではそれゆえに、自分の考えやスタイルに固執し、変化への柔軟で現実的な対応が取れなくなってしまった。それが、今の苦境のワタミ根本的問題ではないかと指摘している。

世の中の変化は本当に複雑怪奇。このワタミの手帳もつい数年までは、人生の最重要なツールだった。高く評価して、多くの向上心のある若者たちが、手にとって、学んで、活用した。彼らの、そして僕の行動を、笑わば笑えてな気分だが、これも時代の流れなのだ。

確かに、誰でも簡単に使いこなせる代物ではなく、かなりの管理能力と、渇望が必要なものだった。それだから、僕なんと途中で投げ出した。今でも、細々と手帳を販売ていると思うが、使っている人はいるのだろうか。

こうやって、数年前までは時代の寵児として騒がれで、たかが使っている手帳まで、崇められた渡邊氏。今度は同じ手帳で叩かれるとは、思いもよらなかっただろう。これこそ時代の流れというものだ。

 









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