「ハンガー・ゲーム」を観ました。
アメリカではかなりヒットしたようなので、それなりに期待して観たのですが、
正直、ものたりない気がしました。
主演は先日のアカデミー賞で主演女優賞を取ったジェニファー・ローレンス。
個人的にはあの愛嬌のあるお顔がとても気に入っています。
ほとんど彼女の顔の演技しか記憶に残っていませんでした。
もっと、派手な演出を期待していたのですが、内容は演出はかなり地味で、
物語の展開も今ひとつ精彩を欠いていました。裕福そうと貧困層の対立が
テーマの一つになっているのですが、ステレオタイプの描き方で散漫とした
感じです。
アメリカでは人気小説の映画化として、もともと知名度が高かったおかげ
で、動員数を稼げたのかもしれません。
また、アクションシーンは過度な内容を省き、かなり控えめです。これも
物足りなかった。だけど、これ以上するとアメリカでは本命の若者層が
規制で見れなくなるので、甘く味付けせざるを得なかったのでしょう。
役者は皆演技がうまく、かなり高評価でしたが、脚本の作り込みと、演出
の甘さが目立った作品でした。