10月30日Apple発表会を楽しんだ!Appleが方向を決めた貴重な発表会だった。
Appleの発表会を始めてリアルタイムで楽しんだ!
Appleの発表会が10月30日に行われました。今までは深夜に行われていたのでリアルタイムで観ることはせず、翌朝目がさめるとすぐ、iPhoneで結果を確認していました。
しかし、今回の発表会は日本時間で23時に開かれましたので、初めてリアルタイムで楽しむことが出来ました。特に今回は新しい製品の発表が盛りだくさん。リアルタイムの醍醐味を思う存分味わいました。
今回発表された新製品の感じたこと、思うことをつらつら書いてみます。
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奇跡的復活のMacBook Air
初っ端に発表された新製品はMacBook Air!
MacBookが出た時には、このまま静かに消えてゆくと考えていました。しかし、今回長年要望されていたRetina displayになり、今までのデザインを踏襲しつつ、根本から設計し直した意欲作です。
かなり小型化されて、軽量になり、それでいたベゼルを薄くして旧機種と同じの13インチディスプレイ。それにCPUやその他仕様も強化されました。
もちろんデュアルコアの core i5ですからハードな使い方には向きません。でも、かなりバランスの良いMacBook Airです。
実際手にとってみると欲しくなってしまうかもしれない。そんなことを感じさせる恐ろしいMacです。もう、Apple銀座とかで並んでいるのでしょうか。早く手に取りたくて仕方がありません。
そう言えば少し前までMacBook AirにRetinaが搭載せれないかと望む声をよく聞きました。MacBook Airのデザインや使い勝手に惚れ込んでいる人が多く、いつまでも使い続けたいと皆望んでいましたが、唯一の欠点とゆうか改良してほしいのディスプレイのRetina化でした。
MacBookやMacBookproが発売されてからはその声は静かになりました。今回、彼らの望みが叶えられ、さぞ喜んでいるのではないだろうかと、発表されているMacBook Airを見ながらそう思いました。
唯一、自由さを体感できるMac mini
これも静かに消えてゆくと思っていたのに、予想外の復活劇を演じたMac。そう、Mac mini!
Mac、特にディスクトップ機はiMacしかありません。現実的にという意味で。Mac Proとかありますが、平凡なMac好きが手に入れるには、あまりにも狂気の沙汰。
それないの性能で、場所も取らず、なんとか用意できるお金の範囲で手に入れられるディスクトップMacは出ないものだろうかと常々思っていました。
それに、個人的にはiMacがどれほど高性能なディスプレイを持っていても、日進月歩の世の中、その時ベストなディスプレイを選択する自由は欲しい。キーボードやその他周辺機器も同じく。
それ以上に心配で仕方がないのが、壊れた時に全てが使えなくなってしまう不自由さです。PC部分が壊れても、ディスプレイが壊れても全てが使えないなります。ディスプレイが壊れたからPCを修理に出して、臨時に別のものを繋いで使う。それが出来ません。
その点が、どうしてもiMacに乗り切れない理由です。
Mac miniはそこが安心できます。ディスプレイが壊れても、Mac miniに何かあっても、取り敢えず何かの対応で乗り切れる自由さと安心があります。
こうしてミドルクラスのディスクトップMacをAppleが出してくれたことを、個人的にはとても高く評価しています。
スペックも凄いものです。CPUは6コアを選べますし、フラッシュストレージ2TBまで増やせます。とにかくMacを使いたいと気楽に始められますし、本格的に創作活動を専念することのできる。あらゆる要望を叶えることのできるMacです。
MacBookproに気に入ったディスプレイやキーボードを繋いでディスクトップとして使っている人は、Mac miniとMacBook Air、使い方によっては新型iPad proの組み合わせが良いのかもしれません。
もちろんニッチな製品なので、Mac miniの販売数はそれほどではないはずです。でも、こんな製品があるというのは、なんだか精神的に安心できます。
究極の未来を見せる!iPad Pro
今回の発表会の絶対的な主役は、なんと言っても全く新しくなったiPad Pro!
可能な限りベゼルを薄くして、ディスプレイを大きく広げ、それでいてfaceIDを搭載しています。ディスプレイはより正確に表示できるTrue Toneディスプレイを搭載し、プロの目を満足させます。
CPUも高性能のA12X。動画編集や画像処理も抵抗少なく処理できます。Adobe Photoshopのフル機能がiOSに対応しましたが、この新型iPad Proなら思いのままに使うことが出来るはずです。
デザインがとても素晴らしい。個人的にはあのカクカクしたのが大好きです。iPhone4sを思い出させるシャープでクールなデザインを待っていました。最近のiPhoneやiPadは丸っこいものが多くて食い足りなかったのです。
これこそ、手に入れるべき、手に入れても損はない。そんなiPad Proではないかと、少々浮き足立っています。でも、お値段がやっぱりそれなりなので、購入の妄想をしているだけなのですが。
想うに、このiPad Proから、AppleはiPadという存在を完全にクリエイターのものとしての立ち位置に変えてしまった。のではないか。
iPadの誕生のきっかけが、リビングに寝転がっている時、別に何かの目的を持たず、傍にいて自然に手に取り、時間を共有する存在でした。
それから紆余曲折し、生活の暇つぶし、ビジネスの一部の補助、もちろんクリエイターの良いお友達でした。多面的に使うことのできるiPadは、気楽なガジェットとして立ち位置を得てきました。
でも、その分中途半端な感じは拭えません。
それが、新型iPad Proは明確にクリエイティブを専門に創造するガジェットとして、誕生させました。
クリエイターが創作活動を集中して快適に行えるように、全ての環境を整えて発表しました。発表会のさまざまな演出もクリエイターを刺激するものでしたし、Adobeと全面的に組んで、アプリ面でのバックアップも行なっています。
普通に気楽に目的もなくて、取り敢えずiPad Proを買っとこうなんて、いい加減な思い出は手が出せない世界に突入しました。
クリエイターにはiPad Pro。明確な差別化が手に取る人を選ぶことになり、少なくなるかもしれませんが、どうしてもPCより多様性の限られているiPad Proですから、今後の成長を考えるなら、どうしても明確な使い方を整えて、知らしめる必要があったのでしょう。
このまま、クリエイティブ専用機の高みを目指し、ハードとアプリ両面で全世界のクリエイターを魅了して欲しいと願います。
個人的にはPhotoshopが出たのですから、Illustratorも出して欲しい。どちらかと言えばこちらの方が僕はよく使います。もちろん、写真現像のアプリのLightroomもより一層磨き上げてくれて、iPadだけで作品が完成するようにしてくれればと思います。
iPad Pro一枚で仕事も、創作もこなせればこれ以上ないほどの幸せですが、クリエイティブ面で完璧に対応できるiPad Pro環境を整えてくれることを願っています。
僕としては寝転がりながらRAW現像が出来たり、Illustratorを使ってイラストが書けたり出来れば最高です。それと、前々から思うのですが、今だに一番快適な文章作成がキーボードなのが残念です。せっかく素晴らしい書き味のApple pencilがあるのですから、それを使って快適な文章作成が出来ないかと思っています。
もちろん、手書き入力のアプリはすでにありますが、横書きだったり入力場所が決められていたりして、不自由です。例えば、ノートアプリへ縦書きでも横書きでも好きなように書き込んだら、テキストデータに変換されていく。そんな文章作成アプリを望んでいます。
原稿用紙に縦書きで万年筆で書き込むような快適さで、創作意欲を高めてくれるアプリがあれば、それだけでiPad Proを手に入れる理由に、僕はなります。
Appleが全面的にiPad Proをクリエイター寄りにしていますので、そのうち出てくるのではと大いに期待しています。
期待以上の製品満載で大興奮の発表会
あの製品は出なかったなあと、少し物足りなさを感じて終わるAppleの発表会ですが、今回は予想以上の製品が発表されて大満足でした。
もちろん、物足りなさや期待はずれを感じている人もいると思いますが、消えゆく運命だった製品たちに新たな命を吹き込んだAppleの心意気を感じました。それに、iPad Proを単に高性能高機能なタブレットとして、単品で発表することなく、クリエイティブな環境全体を整えて発表し、これからの方向性を示唆した決断によくやったと賞賛しています。
このことが、これからのAppleの未来を明るくするのか、暗く陰を落とすのか、まだまだ分かりません。でも、行動しなければ開けないのは事実。僕はそれを静かに見て行きたいと考えています。
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