「ソニー製の“LX”はかっこよかったんです」 日本でLXを作ろうとした元ソニー社員が登場

ヒューレット・パッカードの「HP95LX」を、ご存じですよね? 実は、あれと同じものをソニーから出すという話があったんです。

とんでもない話が出てきました!SONYがあの名機「HP LX」を出したかもしれないのですから。

ネタフルさんの記事を何気なく読んでいたら、ThinkPadのバタフライキーボードを開発した樋口理氏のインタビュー記事が紹介されていました。

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それには、SONYからもしかしたら「HP LX」が出たかもしれないと書かれています。

「HP LX」を着想したLotusにいたLeon Navickas氏の話に興味を持ち、回路の基本設計を行い、デザインも起こしてLotusへ持っていきました。

Lotusは気に入ってくれ、ヒューレット・パッカードかSONYに作ってもらいたいと言ってくれたようです。

いかにもSONY。かっこいいデザインだったと語っています。是非とも見たかった。

残念ながら事業化の寸前までいったようですが、アメリカSONYが興味を持ってくれなくて、流れてしまったとのことです。

「HP LX」シリーズなんて、もう知らない人がほとんどと思います。知っているのはガジェット好きの変わり者しかいないのでは。

まだiPhoneどころかろくなPDAがなかった時代に、小さいながらキーボードがついいて、ちゃんとした文章も書けたし、携帯を繋いでメールも送ることもできた。それに、Lotus123がほとんどフルで動き、いろんな計算仕事をこなすことができました。

個人的に一番気に入っていたのが、パックライトのない白黒液晶でした。バックライトがなく見辛いと思っていましたが、とても、目に優しくテキストが読みやすかったのです。

今持っているKindleよりも断然見やすかった。

メルマガ全盛の当時、長文のメルマガを寝転びながら、読んでいたのを思い出します。

何と言っても、高機能なのに乾電池で動き、それも何週間も使えたのですから、自分の分身みたいに片時も手放しませんでした。駆動時間を気にする必要がない、唯一無二のモバイルガジェットでした。

こんなに褒めているのに、僕の前から消えてしまいました。いや、本当に消えたのです。車上荒らしに会いカバンの中に入っいた「HP LX」は盗まれてしまいました。

新しく買うこともできず、僕と「HP LX」はそのまま別れることになったのです。

久しぶりに「HP LX」の記事を目にして、我知らず書いてしまいました。今でも、手元にあったら電子書籍や文章書きなど、便利に使えたのにと後悔しています。

今はApple製品に目がなく、iPhoneやiPadを愛着を持って使っていますから、再び「HP LX」を手に入れることはありません。でも、今のiPhoneがあるのも、「HP LX」が一つの踏み台になったからに違いない。

そう、思っています。







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