iPad Pro11inchは初代iMacの復活かもしないと思った話
iPad Pro11inchを買ってから半月ぐらい経ちました。他の人のレビューが世の中に溢れている中、性懲りもなく、臆面もなく、使ってみた感想などを書いてみます。
その中、iPad ProはiMacを世に出したAppleのコンセプトと同じではないかなと思いました。そんなことも書いています。
faceIDはやっぱり便利
意外と賛否両論があるfaceIDですが、僕はとても気に入っています。顔を向けるだけでロックが解除されるのはとても小気味良くて気持ちがいい。
もちろん、指で下から上にスワイプしなくてはいけないのですが、その一手間も許せます。
ただ、願わくば今後のiPadOSでは、むけたら即、開いてくれるようになってくれればなと思います。突然開くのが困る人には、選択できるようにしておけばいいだけの話ですから。
なかなか認識してくれないとの話も聞きますから、心配していました。でも、僕の場合は個性的な顔なのかもしれませんけど、しっかり素早く認識してくれています。
指紋認証の場合は、仕事柄、指先が汚れていたり濡れていたりして、なかなか認識してくれないことが多かったのですが、顔認証の場合はそんなことがありません。
そしてこれが一番便利と実感しているのが、1passwordを使っている時。すべてのIDとpasswordを管理しているので、ログインが必要な時にかならずひつようです。
今まで指紋認証だった時には腕を持ち上げ、ホームボタンに指を押し当てなくてはいけませんでした。それが、顔を向けただけでアプリが開くのはとても楽。faceIDになって本当に便利になりました。
iPad Air2でだめだったからiPad Proも?
時々、iPadAir2でもブログを書いていました。どうもしっくりこなくて書きづらく、結局はMacBook Proでブログを書いていました。
iPad Proに変えたところで、ディスプレイが9.7から11に少し大きくなるぐらいだし、OSも同じだから、どれ程速くなったとしてもそう変わらないだろうと考えていました。
それが、使ってみないとわからないものです。Apple製品はこんなことが本当に多い。体感して初めてわかる素晴らしさ。
iPad Proは別物に
Air2とは全く別物。ディスプレイの大きさ、圧倒的な速さなどがそれぞれ組み合わさり、相乗効果を生み出し書きやすく、その上楽しい。
11inchになったレティナディスプレイの精細な画面はもちろん。高速なプロセッサのおかげでキビキビ。アプリの立ち上げ、切り替え、Split Viewへの変更などなど、指先でスムーズに行えます。まるで魔法使いになった気分。Air2に比べストレスが激減しました。
これなら、Appleの情報をかき集め、それを元に文章を書き、写真を貼り付けブログ用に装飾を施し、アップする工程がMacBookProに負けないぐらいできる。iPad Proを手に入れてから、ほとんどのブログを書いています。
MacBookProを持ち歩いていたのが、iPad ProとMagic Keyboardだけになって、すごく身軽になりました。
iPad Proへの入力方法
文章入力は、使っておらず引き出しにしまっていた、Magic Keyboardを使っています。軽くて大きさも手頃。それに、個人的にはキーの打ち具合も気に入っており、今のところiPad Proで文章を書くため最高のツールです。
ただ、Apple Pencilが手に入ったら、是非とも試してみたいのが、手書き入力。
自分の希望は、すべて手書き入力です。手書きの良さも感じながら文章を書いて行きたいし、Apple Pencil一本ですめば、より身軽になることができます。
手書き入力アプリはiPad Air2の時から購入しています。書き味がとても良いと評判のApple Pencilと手書き入力アプリを合わせ、手書き入力を試してみるのが楽しみです。
Macの出発地を復活させた
今、ジョナサン・アイブの伝記を読んでいます。
その中にiMacを作った時の話が出てきます。アイブ氏が率いるAppleのデザインチームが目指したのは、愛らしく、複雑さがなく、シンプルで、誰もが抵抗なく使えるコンピュータでした。家庭の中で違和感なく受け入れられる存在。
それが、iMacでした。
始めてあの素晴らしく、愛おしいデザインを見た時の高揚感は今でも忘れられません。多くのことができないのをわかっていても、それでも使いたくなる。また、出来ないことが限られるからこそ、行うことが明確になります。
iPad Proを使っていて感じるのです。iMacを作ろうとしたコンセプトが時代を経て、この中に宿っていると。
致命的に行えることは限られています。その分、簡素で快活なiOSは、複雑さを取り除き自由さを与えてくれる。あくまでも僕の感じなのですが、OS9を使っていた時の感覚と似たところがあります。
もしかしたら、iMacで芽生えた、生活の中のコンピュータというコンセプトが、iPadで始めて実ったのかもしれません。
今のところ唯一の不満
今のところ大した不満もなく、とても満足して使っています。予想以上に自分の生活の中で使えるのが嬉しい驚きです。
不満があるとすれば、値段が高いことでしょう。
使ってみて初めて良さがわかる。実体験の質の高瀬がApple製品の特別な優位性なのは間違いありません。だから、一度使った人は、好きになり、使い続ける。
それは、ひっくり返せば表面的なスペックなどでは、分かりづらい。その分、Appleの値段の高さにすくんでしまいます。これは、Apple好きでも同じですか。
iPad Proは高い。本当に。なんとかもう少しお手軽にならないだろうか。それが、一番の不満です。(どうしても欲しかった僕は中古品に手を出してしまいました)
願うことあれこれ
デザインはこれからも意欲的で、洗練され、刺激的に突き詰めてほしい。単なる板だから、改善の余地無しなんて意見もあります。でもまだまだ挑戦できる。これからも、ファンの意識の先を行く、デザインを発表してくれることを願っています。
手書きに興味はありますが、やっぱり、キーボードも捨てがたい。それなら、親指シフトを使えるようにしてほしい。ソフトベースで。
これは、サイドパーティのキー変換アプリが必要ですから。すぐにでも実現しそうだし、永遠に不可能かもしれないし、先が全く見えません。それでも、親指シフトファンとしては実現して欲しい一つです。
これはすぐにでも解決しいzip圧縮の文字化け
iPad Proでzip圧縮したデータをWindowsPCで開くと、日本語のファイル名だと文字化けしてしまいます。最近必ず仕事のデータは、圧縮しパスワードを付けて送らなくてはなりません。
iPad Proで書類を作り、いざ提出という段になって、これがあるからMacから送らなくてはならないのです。iPad Proで完結できないのがとてももどかしい。
すでに何か良いアプリがあるかもしれませんが、いろいろ試してもやはり文字化けしてしまいます。今度出るiPadOSで解決はしないでしょうから。ゆくゆくはなんとかして欲しいと思います。
ただ、世界的なマイナーな言語の日本語にわざわざAppleが行うことはないと、少々悲観的に思っています。
どこかのApple好きの技術力があるプログラマーが作ってくれることをひたすら待つしかなさそうです。
思ったことをうだうだ適当に
全く上手くまとめられず。結構長文になってしまいました。気持ちの赴くままに適当に書いていてしまいました。
結論として、予想以上に満足しています。日常の中で使う分には申し分ありません。仕事を含め人生を楽しむために存分に使えます。
本を読んだり、映画を観たり、こうしてブログを書いたり、メールてやりとりしたり、ときどきエクセルを使って簡単な仕事をしたり。軽い気持ちで気楽にできる。これが僕には合っています。
あれこれできることを四苦八苦しながら、工夫して行うよりも、快適な操作を楽しみながらシンプルにできることだけを行う。ズボラで気楽な使い方が一番いい、そのためのツールです。
よく出来ているので、これ一枚だけで全てが行えることを夢見ますが、これは叶わないはず。楽しみながら、楽しく出来ることを確かめつつ使っていくつもりです。