Appleが気合を入れて始めた「Apple TV +」がじわじわと面白くなってきた!「ザ・モーニングショー(The Morning Show)」が一番のお気に入り。
観ないと思っていた「Apple TV +」
Appleが気合を入れて始めた「Apple TV +」NetflixやAmazon prime Videoがあるから、それほど観ないのではと思っていました。
独自コンテンツは他に比べてとても少なく、数えるほどしかありません。どうしても見劣りしてしまいます。それでもApple信者の習性で、なんとか応援したいと幾つか見始めました。
Apple本気の資産投入
作品の中で一際目につく「SEE 暗闇の世界」からとりあえず。映像はとても綺麗で、ストーリーも凝っている。何よりも、お金が掛かっていると実感する豪華なセットや、映像。
Appleの収益のかなりを投資していることがわかります。それほど「Apple TV +」に未来を掛けているのでしょう。歴史を作ったiTunesを再びを狙っている。
そんな、Appleの企業戦略は別として、僕は「Apple TV +」を楽しんでいます。
作品数も少ない、他の動画配信サービスが根を下ろした現状、それら難しい状況の中、よく頑張っていると思っています。上から目線ですけど。
数は少なくても、少なくとの一つ一つの作品の内容が素晴らしいのです。
今一番楽しんでいるショーは
今、一番楽しんでいるのは「ザ・モーニングショー」
朝のニュース番組の人間模様を題材として、社会世相を盛り込み、その中でそれぞれの欲望や弱さが絡み合い、ありきたりなドラマから一歩抜け出ている。
観始める前は、スタジオ内のドタバタドラマ、一見地味でありきたり、そう思って興味が湧きませんでした。
それが、見始めると一話一話ごと引き込まれて、今では次が楽しみで仕方がない。そんなことになってしまいました。
演出・演技バランスが素晴らしい
それと役者の演技が素晴らしい。主演もメジャーな俳優を取り揃えて、彼らにスポットを当てた演出に、安定感のある演技を見せてくれます。さすが、映画で主演をはっていただけはあると感心しています。
素晴らしいのは主演の俳優だけでなく、脇を固める俳優たちも個性的で、演技の質がとても高い。アメリカのドラマを観ているといつも思うことが、こんないい役者がどこから湧いて出てくるのか?
失礼を承知で書いてしまいました。でも、全く見たことのない俳優なのに抜群の存在感がある。アメリカの俳優の層の厚さをしみじみと感じます。
ドラマは佳境に入り、残り一話となりました。
主人公の一人、セクハラで訴えられたキャスター。初めのうちは少々はめられた感があり、同情を感じていましたが、物語が進むにつれて、とんでもないほど身勝手で自分の想いだけで相手を判断して、なんの罪悪感もなく行動するサイコパスだとわかってきます。
この物語の運び方と演出は見事なものです。よく練られた作品です。
いたるところにAppleが
それと、内容とは関係ないのですが、いたるとことにApple製品出てきます。iPhoneはもちろん、iMac、MacBook Proなどが。さすがにまだMac Proは登場していませんが、Apple信者の贔屓目で、メディア業界にはAppleが本当に似合っていると喜んでいます。
そういえばAppleが提供しているドラマなのですから、Apple製品で埋め尽くされるのは当たり前。でも、嫌味な感じはせず、ドラマによく合っています。まあ、信者の贔屓目もありますが。
4kHDRの美しい映像
忘れてはいけないのは映像の美しさ。4kそれにHDRで配信しています。
iPad Proで視聴していますが、黒の締まりが良くて、映像の明細度もかなり高い。ドラマの内容はもちろん映像の美しさもポイントをアップさせています。映像機材の関してもAppleは強気な投資をしている。それが映像を見るだけで分かります。
Appleの遺伝子を受け継いだ
「Apple TV +」は作品数が少なく、他の動画配信サービスに比べ、費用対効果が悪いとの声も聞きます。でも、僕は納得いく作品が一作か二作あれば充分だと思っています。
たくさんある作品を決めるために、あれやこれやかじり見をして、ようやく決める。その行為が少ないのにこしたことは無い。「Apple TV +」は作品を吟味し、選ばれた作品に集中投入して非常に完成度の高く仕上げています。
これは今までのAppleのもの作りと同じ。「Apple TV +」は間違いなくAppleの遺伝子を受け継いだ子供だと感じています。
とりあえず、一年間は無料で観られるので、ゆっくりと作品を楽しむつもりです。