嬉しいことにiPad版のIllustratorが正式にリリースされました。
待望のiPad版Illustrator発表
前にiPadでAppStoreで予約していたら、いつの間にかインストールされています。これって使えるの?と、Apple Pencilではやる気持ちを抑えつつタップ。
すんなりと立ち上がりました!
Illustratorは個人的には大好きなソフト。Macで結構使っています。別にクリエイターじゃないのでほとんどは仕事関係の、現場の図面もどき、それに説明書のイラストなど、色気もへったくれもないものばかり作っています。
昔使っていたIllustrator CS3が流石に最近のMacでは使えなくなり。途方に暮れて色々とイラスト系の似たようなソフトに手当たり次第手を出してみましたが、如何にもこうにもしっくりこなくて、結局は最新のIllustratorをとりあえず一年契約することにしました。
本音を言うとCS3が本当に自分にとって最高だった。軽いし僕ぐらいの腕にちょうどいいし、買い取りしているから毎月永遠に支払う必要はないし、なんとかならんかなと思っています。
いろんな思いはIllustratorにはありますが、使っているとやっぱりこれが一番しっくりくる。憎いけど別れられない間柄だと改めて実感します。
持つ運べるiPad版でいつでもどこでも
このIllustratorが、Macだけじゃなく、常に持ち運べるiPad Proで使えたら、これ以上ないほどの至高の存在になるのではと、常々願っておりました。そんなおり、噂でiPad版を開発していると。
iPad版のIllustratorが世に出、あの快適な使い勝手がそのまま受け継がれれば、それここ思いついたら即イラスト。ちょっとした時間でちょいちょいとクリエイトすることができる。自然と笑みがこぼれます。
いつの日か僕のiPad Proの中で会い見えることを一日千秋の思い出待っていました。
それがようやく実現したのです。
小さいけれど基本操作はしっかりと
インストール後立ち上げ、お初の感想は実に簡素。Mac版とは違いなるべく余計な部分は削ぎ落とした内容となっています。PhotoshopのiPad版が操作系を根本的に変えてきたので、Illustratorも同じコンセプトで攻めてきました。
基本的な部分は問題なく使えます。レイヤーや図形、ペンなど。
ただ、気になったのが線は図形の中に含まれていません。線を引く場合はペンを使います。自ずとMac版にあった円弧もありません。
試しに円弧をどうしたらと思い、円を書いてポイントを選択し、削除したら円弧になりました。このやり方で円弧を描けるようです。
ただ、個人的にはやっぱり線は残してほしかった。ペンで真っ直ぐ引くのは難しくて、いつもあたふたしていますから。
日本語を大切にしてくれるのは嬉しい
何気に嬉しかったのが、日本語入力。
入力しやすいですし、フォントの変更や大きさなど簡単に変えられます。それに、縦書きも設定に含まれていて、ちゃんと立派に書くことができます。
限られたiPadの画面を使って効率操作
iPad版のIllustrator独自の操作方法を搭載していて、独自の方向をAdobeが模索していることを感じます。
丸い円が画面の左下にあり、それを操作することで様々な操作が可能になります。名付けて「タッチショートカット」
覚えて慣れるのに時間がかかりますが、使いこなすと便利そうです。
着々確実機能が追加予定
一足先に出たPhotoshopがそうだったように、初めは肩透かしを食らったような簡素な機能だけを載せてきて、様子を見ながら着々と育てていく。iPad版のIllustratorもそんな感じです。
機能を盛り込んでMac版と同じにせず、iPadのための新しい機能を組み込みながら、Mac版とは違った良さを持った、iPadのためのiPadによるIllustratorを作り上げるている。そう、感じさせます。
これから、次々と便利な機能が追加されるとAdobeは宣言しています。個人的には、やっぱり「線」を追加して欲しい。真っ直ぐ、普通の線を引くのが今は本当に難しくて、四苦八苦しています。
それに、「矢印」も「線」が無いので不便で仕方がありません。Mac版では線を引くと、どんな矢印をどちらに付けるのか簡単に設定できます。
簡単な図面を作ることが多いので、「矢印」は必修機能です。早くこの機能が追加してくれないかと、首を長くして待っています。
まだまだ、使位こなしていないので、これからじっくり使ってみるつもりです。