セバスチャン・スラン「Googleの自動運転車で目指していること

 

セバスチャン・スランは自動車事故をなくして生命を救いたいという
思いを力に、Googleの驚くべき自動運転車の開発を進めています。
目を見張るばかりのビデオで、DARPAグランドチャレンジ優勝の車が、
誰もハンドルを握ることなく混雑する街路を走る様子をご覧いただき
ます。TED2011で披露されたテスト走行の映像は、この車にどれほど
素早い動きができるかを示しています。

 自動車事故で亡くなった友人。

同じ若者の死を起こしたくないと、強い純粋な想いで、
自動運転車の開発が出発したとは驚き。

イノベーションというのは、そんなシンプルな想いから
出発するのかもしれない。

これが正しいとひらめくと、それから起きるかもしれない
ネガティブな事柄を、バッサリと切り取って、目指す目的
に対し、無邪気に信じ抜いて行動していく姿勢は、欧米人の
強さなのかもしれない。

気弱な日本人の僕なんて、自動運転車を開発したら、タクシー
や、バスの運転手が失業しちゃうなとか、自動車メーカーも
今とは違った技術が必要となり、厳しい立場になるだろう。

それに、自動運転車の法律的な問題はどうなるのだろうか。
なんて、いろんな心配事が頭に浮かんでしまう。

それは世の中を安定させるために必要な事だと思う。
だけど、未来はそれでは訪れないのも分かる。

真のイノベーションを起こすためには、根本的な心の欲求に
正直になることが必要なのだろう。そんなことをこのプレゼ
ンから感じた。 

 







 

 

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