凡庸”Nikon”雑記「画竜点睛を欠く」Nikon Zf発表記念文章

Nikon Zfがとうとう発表された。このカメラFM2をイメージとしている。

ちなみに、前にも書いたけど個人的にFM2はどうにも抵抗がある。

金がない若かりし時に、(悲しいかな今もないのだけど)NikonのF3に憧れながらも、叶わない現実に地団駄踏みながら、FM2を握り、ひたすらシャッターを切っていた。苦くもどかしい、日々を思い出してしまう。

だけど、あの時、フィルムを詰めて、露出ダイヤルを回し、悪い目でピント弄り、意を決してシャッターを押していた日々は、満足と充実と共に写真撮影の大切な部分を体に吸収せさた。はず。たぶん。

このカメラ、発売されるだろうと噂が立ち上ってきた時、FM2の外観を基本としたフルサイズ機(ニコンでいうところのFX機)になると聞き。触手が動かんZfcのちょいデカ版として、自分の興味の範疇には入らないだろうと、無関心、聞き流していた。

その、噂と期待が飛び交うZfが9月20日に発表された。

YouTubeで、ニュースで、Nikon推しの人々が手に取って、一斉に紹介され思いの丈を語り始めた。

上っ面だけを、取り繕った単純な懐古趣味のカメラでは無く、一皮剥けた Z9や8のNikonの最新技術をふんだんに盛り込んだ、古民家を装った、最新のタワマン(?)みたいな、おもろいカメラ。のようだ。

人に影響されやすいのか、いろんな人の紹介動画を見ていたら、FM2もどきか、なんて嘲笑していたのに、悔しいやら、情けないやら、じわじわ好感が湧いてきた。

なんたって、いろんな話を聞いていたら、Nikonの本気の重さを感じたから。(見ても触ってもないので、あくまでも感覚のみ)誰もが褒める軍幹部の各ダイヤルは、真鍮を丁寧に作り込み、しっかりと手応えのある操作感がある。らしい。

Z9や8と同じ最新の映像エンジン「EXPEED 7」で、強力なピント性能を受け継ぎ、一つ上の正確さで対象を捉えることができるようだ。Nikonはピントがお粗末。そう言われて久しいが、一気にひっくり返そうとする、ひっくり返せなくても、追いつこうとする意欲をひしひし感じる。

ピントで面白かったのが、マニュアルレンズを使っているときに、マニュアルピント合わせの補助機能がとても充実している。ファインダー内のピントポイントが、被写体を捉えてくれ、そこを拡大してピントを合わせることが出来る。

オールドレンズや、コシナなどのマニュアルレンズを存分に楽しめる。粋な機能をつけてきた。

気になるのは大きさと重さ。実際、手に取って体感していていないので、どうなんだろうか。重量は軽いだけでも、重いままでもいけない。スカッと軽いZfsみたいだと、持った時の貫禄が少ない。

まがりなりにも、フルサイズのカメラだから、それなりに手応えのある重さを望む。ただ、そのことは杞憂かもしれない。あるキヤノン系カメラマンが語っていた、重すぎるので、日々使いには苦慮するかもなんて、少しチクリと。ただ、Nikon系のカメラマンは、手に持って軽い!て喜んでいたから、その辺は人それぞれ。

大きさは、APS-CのZfcよりは間違いなく大きくなる。それはいい。正面を向いた顔よりも、気になるのが横顔。分厚いカメラはどうも、それだけで野暮ったく感じて、写欲と物欲がなえてしまう。

機能的には理由があっての厚みだろうけど、どうも、いただけない。やはり、スッキリ絞った体をしてくれないと。

デザインと言えば、せっかくのフルサイズ。フルサイズと言えば、ちっとした頂点。終着点。だから、過去の栄光を再びとなる。だから、素直にF3をイメージとして出してくれたなら、もっと人気が出るのだろうにと思ってしまう。

Nikon内のお家事情があるのか何かわからないけど、懐古趣味を形にするならFM2でと言うのは、個人的に残念。デザインしたジウジアーロと何かあったのだろうか。余計な勘ぐりをしてしまう。

そして、今更デザインは変えられないだろうから、好きになるように努力するとして、ぜひとも叶えて欲しいのは、露出リングがあるレンズ。あれだけ本物ダイヤルにこだわるのなら、レンズの露出リングも復活して欲しい。

露出をレンズのリングで目と指で直感的に合わせる快感は何事にも変え難い。

一本でいいから、50mmあたりの画角で、金属製でクリック感のある絞りリングがある、特別仕様のレンズを出してくれないだろうかと、出すべきだと、切に願うのだった。(出ても高くて変えないけれども)

それこそ、Nikonのカメラに対する気持ちが本物だと世間に知れわたるではないか。

でも、カメラ事業部以外は壊滅しているNikonだから、そんな余裕と遊びはできないかもしれない。それならば、いっそのこと、白旗を上げて、絞りリングをどこからか御用達してくれればいい。

そう、昔、僕も使っていたシグマのレンズたちを。Contemporaryシリーズレンズを三顧之礼で受け入れたらいい。作れないなら。もちろん他のレンズでもいい。

もちろん、Nikonが純正でZシリーズで作ってくれたら越したことはない。今、40mmf2.0を使っているが、この大きさで、金属製で、絞りリングが付いて、S LINEの写りならば、Nikonの名声は天空に登るに違いない。

出してくれないだろうか。絞りリング付きのレンズを出していないだなんて、それこそ画竜点睛を欠くとはこのこと。真剣に考えて欲しい。でも、細部にこだわっているようで、肝心なもう一歩が抜けてしまうのはNikonらしいところなんたけど。

かなり書いてしまったので、いい加減、突然、終わります。

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