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東芝は12月21日、構造改革の一貫として、2016年4月1日をめどにパソコン事業を分割する計画だと、明らかにした。

今はMac大好き人間ですが、実は初めはDynabook、そう、東芝のノートパソコンにぞっこんでした。その当時、パソコンといえば机の上にドンと置いているディスクトップが当たり前でしたが、東芝がその常識を覆し、持ち運びができるブックPCなるものを開発しました。そして、売り出されたのがDynabookシリーズです。

自分の理想でのモバイルワークがこれでこなせるのかと、否が応でも期待が膨らみました。そして、20万円を出して東芝のDynabookを買いました。

今使っているMacBook Pro以上に持ち歩き、いろんなことに挑戦していました。なにせ、初めてのモバイルパソコンだったので、全てが新鮮、何をやるのも楽しかったことを覚えています。




当時は、絶対的にモバイルパソコンは東芝のDynabookが一番。永遠にそれは変わらないと、思っていました。こんなに時代の流れが速い世の中とはつゆ知らず、日本の技術はすごいもので、他はそう簡単には追いつけないと信じていました。

ある当時のPC関係の雑誌を読んでいると、どれだけ東芝が匠の技を持っているかが書かれていました。東芝にはPC製造の神様みたいな人がいて、その人がマザーボードを舌でベロリと舐めると、正常か不正常かがわかり、問題箇所も判断できるとのことでした。こんな匠な技の元で東芝のPCは作られているので、他や、海外のメーカーは太刀打ちできない、そんなことをだったと思います。

この時は、本当に日本の製造業は素晴らしく、きっと、PCも車みたいに製造品として、日本の主力製品となり続けるはず。でした。

それが、太古の出来事だったように、今ではあまりにも現状は違ってしまいました。こうして、パソコン事業を分割するだなんて、本当に残念な気がします。自分は変化を恐れてしまいやすい性格なので、こんなに世界が変わり、それに十分ついていけていない日本企業を見るに、他人事では済まされない危機感を感じています。

ある程度、年齢を重ねて、それなりの成功体験があると、どうしてもそれに固執してしまいます。過去に囚われて生きてしまい易くなります。人も企業も常に最高の栄光は未来にあると、前を向いて前進していく必要があるのでしょう。

まさに、「人と、地球の、明日のために」存在するために、常に未来に挑戦する勇気が必要なのは間違いなさそうです。

 









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