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しかしこの春、ぼくはニコンからミラーレスカメラシステムが登場するのを待っている。それはフルサイズセンサーを搭載した超高性能なシステムになるだろう。
カメラの話になると黙っていられなくなる僕です。なんたって、この飽き性が文章書きとともに、飽きずに長年続けているのですから。
プロカメラマンとして、期待できるカメラや、感心しているカメラを紹介しています。
一番気になる気は、やはりオリンパスのE-M1 MkII。ミラーレス時代になってから、中心的な存在になっています。続いては、PanasonicのG8。Panasonicのカメラは個人的には、どうしても興味がわかない。カメラとしてのデザインがどうしてもそそられない。カメラは趣向の世界だから。
それにしても、Panasonicのカメラは実務をする人には人気があるようです。機能的にはかなり充実していて、それ以外、特にデザインは完全に捨ててまった感があります。
それはそれで、潔いというか、日本的な創造性というべきでしょう。
さて、個人的に興味が惹かれるのが、三番目に紹介されているニコン。
最近、待望のD500を発売し、結構販売れているようです。でも、各メーカーが積極的にミラーレス機に投入しているのに比べて、ニコンは静観の構えと言えば聞こえがいいのですが、手を打ちあぐねている感じがします。
ミラーレス機投入を全くしなかったわけではない、1V1を出した時に一つのきっかけが生まれたのは間違いありません。それぐらい、気合の入ったカメラでした。僕は持っていましたが、ニコンの伝統をうまくまとめたカメラで、使っていて楽しかった。しかし、短期間で完全なモデルチェンジを繰り返したり、中途半端な機能を盛り込んだり。迷走しているのがありあり。
一眼レフで常にトップを走ってきたニコンが、その一眼レフで足元を取られています。
ニコンの体質はとても硬くて古いものがあります。そう言えば、オートフォーカスやら、AEやら、キヤノンが早々と対応していたのに、ニコンは長い間、ちゅと半端な対応のみで、満足痛ないものでした。ミラーレス対応の遅さは、そんな出来事を思い出させます。
なんだか、頭が固く、技術がべらぼうに高い、めんどくさい職人が無数にいる感じがします。こんな職人を相手にしていると、方向転換が実に難しい。なんとか、AEやオートフォーカス、デジタル化はなんとか乗り切ったが、今回はカメラそのものの、存在を変える対応のなで、せいぜい作れるのその延長線上で、カメラ自体を再創造するには、舵が重すぎるのかもしれません。
ブログの著者は、ニコンの新たなるカメラ。ミラーレス機を待望していますが、なかなか難しいのではないかなと思います。それに、こんな不穏な記事もありました。
どうなるニコン?経営不振で国内1千人リストラにみるカメラメーカーの今後。
ニコンはとても好きなメーカーですし、古いカメラ好きなので、なんとかカメラ事業を復活させて欲しいと願っています。お尻に火がついている状態には変わりないので、火事場の馬鹿力で、最高のミラーレス機を発表して欲しいと、願っています。
今まだD7000を使っています。作りはさすがニコンだけあって、満足いく作り込みをしています。一昔前に一線を風靡したカメラだけあります。この高画素に走らないこのカメラの画作り好感を持っている人も多いようです。
が、このカメラの画像エンジンはかなり古くて、個人的には今一歩の感があります。特に色が気に入らない。色の自然さや安定度は一つ上の画像エンジンを載せた、1V1の方が断然よかった。
もうそろそろ買い換えたいのですが、肝心のレンズが最近壊れてしまい、そちらの方が先に買う必要があり、まだまだ買い換えるのは先の話になりそうです。
なんて、すでにニコンを買うこと前提に話していますが、やっぱり、大きくて重くて、硬いデザインのニコン好きな古い人間だとつくづく感慨にふけってしまいます。ニコンの中にも、そんな、古すぎて変われない人間がいるのでしょう。良くも悪くも。
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