漆黒の魔女のごとく「Leica M10 monochrome」が創る画に囚われて

モノクロは記憶に残る

この間カメラ雑誌を何気なく読んでいたら、「Leica M10 monochrome」で撮ったモノクロ写真に目が奪われたのでした。

きめ細かく漆黒が照らし出されて、一瞬で目を奪われたのです。

モノクロ。たかがモノクロ、されどモノクロ。天然色を持たない無味乾燥な古い表現。と、気持ちが傾きやすくなる。だけど、下手なカラーよりも色彩が豊か。

記憶に残る映画や、写真にモノクロがとても多い。

そうは思いつつ、写真はカラーしか撮っていいない。簡素な黒と白の濃淡で表現するから、余計に難しく、表現の自信がありません。まあ、カラーで撮ったところで、創造性が高まるのかといえばそうじゃないですけど。

4000万でモノクロしか撮れない凄いライカ

話は戻り、「Leica M10 monochrome」で撮られた写真のなんとも凄いこと。

高画素信者ではありませんが、4000万画素から出される力技の緻密な画は卒倒ものです。全体を形作るキレのある描写が、僕の心をやたらめったら切り刻む。

この画が手に入るなら、もう、人生どうなってもいい。

漆黒の魔女に囚われてしまうような、危うい気持ちにさせられるのが「Leica M10 monochrome」の凶暴な性です。

価格だけで未知の世界が広がる

かえって天文学的金額ですから、余計な夢を見てしまうのかもしれません。清々しいほど糸目をつけない本体価格。それだけでなく、写真を撮るにはどうしたってレンズが必要。そのレンズが日本製のデジイチレンズセットよりも高い。

ちなみに、「Leica M10 monochrome」本体が1,155,000円ちなみに安心の税込。それと、ライカのレンズはよくわからないので、適当に良さそうな「アポ・ズミクロンM f2.0/50mm ASPH.」を見繕うと、1,045,000円。はいこれも安心の税込。

二百万越えの未知の世界が目の前に広がっている。

高い?目線を変えてみれば

まあ、カメラだと考えるから高いと、手が出ないと思ってしまうのかもしれない。例えば、ちょっといい感じの車を買う。仕事人ならスペアナと言われる電波を測る測定器を買う。はたまた、なんでしょう?家?それだとうん千万だから。もうちょい安い、そう、高級オーディをセットやら、ホームシアターシステムを買う事を考えれば、現実的なお値段です。

車をやめて、仕事を辞めて、家を諦め、家で映画を堪能する事を捨てて、このカメラ一択を選択と集中すれば。いい。と、思う。

いけませんね。これはいけない。まるで買ってしまうような事をいつの間にか書いている。絶対、買うことなんてありませんから。分かっているか皆さんは。

野村プロカメラマンが大絶賛

さて、このカメラ。プロの方も興味を持っているようで。写真家の野村誠一氏が「Leica M10 monochrome」の事をYouTubeで紹介していました。

銀座のライカショップで試し撮りした写真を紹介しています。

もう大絶賛で、今までライカにそれほど触手は伸びなかったけど、このカメラが創る濃厚なモノクロ画像に打ちのめされて、購入を決意したことが語られています。

YouTubeですから、野村氏が撮った写真も出てきます。これが、本当に素晴らしく。欲しくてクラクラしてしまいます。

魔性の漆黒の魔女

全てをカバーする撮り方には絶ったい向かないし、価格から性能から絶対手を出してはいけない部類のカメラですが、一点集中で使い方を究めれば、これほど魅力的なカメラは無い。魔性の漆黒の魔女。それが、「Leica M10 monochrome」なのでした。なんかベタなシメやなあ。

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