手ぶらの快楽

この数日、忙しくてMacBook Proを会社に置いたまま家に帰っています。

それで、なるべく余計なものは持たずに、手ぶらで帰っています。

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持つものといえば、iPhoneぐらい。

メモ帳も筆記用具も、さまざまなケーブルも置いたまま、ふらふらと歩いています。

ほんとうに手ぶらは気持ちいい。体にズッシリとくる重い鞄から解放されて、余計な煩悩から解き放たれた心地よさに満たされています。

このまま、全てiPhoneだけですませてしまえば、それに対する勇気と知恵があれば、自由な手ぶら生活が手に入るとしみじみ思います。

実際はなかなかそうはいかないのですが、出来ないことを無理に追わず、最低の事に絞り込めば、もしかしたら手に入るかもしれません。

こうして書いているブログも、凝った内容は諦めて、文章中心の内容に変え、iPhoneでちまちま書けばいいし、カメラはiPhoneだけにすればいい。

どうせ、プロになるわけでも、写真で稼ぐわけでもないので、そんな空想は捨てて、ただ、写真を写せばいい。

iPhoneのカメラは、そう悪くないのだから。

シャッターチャンスと、構図に集中して撮影すれば、かなりの作品が作れるはずです。

どうも僕は昔から、大きく高いものに惹かれてしまいます。不安症だからでしょうか。

あらゆることで、出来ないことが無いように、あれもこれも足していって、許容範囲を超えた重荷を背負うことになっているのです。

ほんと、余裕がないのか、うまく引き算ができません。

一度、全てを一切合切捨てて、これ以上ないほど何もない場所から、理想を望んで動き出さなくてはと、漠然と考えています。

百八つの煩悩の塊である。今の僕ではなかなか難しいとは思いますが、この手ぶら生活がその一歩になるかもしれません。