本を読む楽しみはこれからも。
久しぶりに紙の本でも買おうかなと思い立ち、ブックオフで100円の文庫本を買いました。
買ったのは、前々から気になっていた「夜のピクニック」恩田陸氏の作品です。
買ったのですが、あんまり真面目に読んではおらず、ブログを書いたり、動画を観たりする合間に、ちょいちょい読み進めています。
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読みながら、当たり前なのですが、小説を読むのは時間がかかる。うさぎのごとく数時間で過ぎ去り、決着が付く動画に比べて、亀のごとく、物語が進んで行きます。
数ページ進むのにも時間がかかり、結果を急ぐせっかちな僕には、久しぶりのもどかしさです。
でも、数分かけて1ページ読み終えるたびに、物語が確実に進展し、登場人物の情景が自分の中に染みてきます。結果も重要ですが、過程を楽しむ大切さを実感します。
今日まで、出張をしていたのですが、移動中の電車の中、食事中、不意に出来た無為な時間、そして、ホテルでの入浴。時間の合間合間に物語を読み進め、少しずつ物語が自分の中で昇華されていく心地よさは、柔らかな快楽でした。
急ぐこと無く、的確な刺激を欲することなく、優雅にたおやかに表現を楽しむ。捨ててはいけないものだと、改めて思わされます。
読書の楽しみをこれからも大切にしなくてはと思わされた、今日この頃です。
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