題名:優秀は人はノートが100円
今日、ある打合せに参加したのだけど、
担当者が和久井映見に雰囲気が似ている人だった。
和久井映見と言っても最近映画もテレビも見かけなくなったので
わからない人も多いと思うが、少し前、かわいくて演技が抜群の
名のある女優として、映画やテレビに引っ張りだこだった。
顔の作りが基本的に同じだから、声もそっくりで少しばかり、
気になりつつ、さりとて、それを悟らせず、打合せを粛々と
進めていた。
その所作から、見るからに仕事が出来る人だった。
とにかく自分は優秀で競争に勝ち、今にいたる。なんて、
残念な出来る人で無く、流れるような受け答えや、相手の考え
をつかめず、右往左往していない所作で、話を実に丸くまとめて、
気がつけば時速100kmになっていたと言うような回転の速さだった。
いつもこんな感じで、仕事の話がまとまれば本当に苦労しない。
意外と、男女問わずこんな感じで、要所を固められる人は少ない。
要点がズレていたり、挙げ句の果てには高圧的に要求を押しつける
人も少なくない。
てな感じで、いい気分でぼんやり眺めつつ、話を詰めていた時、
ふと、その人が取っていたノートが気になった。文具フェチ、
ノートフェチの性である。
どこでも売っているような、コクヨの大学ノートを使っていた。
それに、シャープペンシルで細かく書き込まれている。
そう言えば、頭がいい人、仕事の出来る人は、僕の体験した限り、
平凡な大学ノートを使っていた。かなり使い古されている場合が
多く。中身を見ると、本当に細かくあれこれ書き込まれている。
僕の場合、文具フェチというか、能力のなさを文具がきっと改善
してくれるだろうと、文具系の雑誌を読みふけり、丸善あたりで
1000円もしようかという、ノートやメモを買ってしまう。
今も、モレスキンを使い、たわいもない健忘禄とし、少し前は
ロディアのメモであれこれ書いていた。確かに、満足する書き味
であり、手の持った時、万年筆で書いたとき、いい気分になるの
だけど、それが、自分の向上に役立っているのかというと、実に
霧の中。
何度ももうやめようと思うのだけど、結局はノートとしての
質の高さや、それ以上に文具としての思想の高さに吸い込まれて、
ついつい、買ってしまう。
でも、思うのだ。
本当に知性の豊かな人は、別にノートなどこだわらないし、
どんなノート出会っても高い生産性をはき出すことが出来る。
逆に、効果で素晴らしいノートに意識を奪われて、意識がほんの
ちょっと、横道に逸れる事を嫌っている節もある。そう思うぐら
い、僕の接した優秀な頭のいい人は、安いノートを無造作に使い、
それに、知性の宝庫というべき事柄を書き続ける。
ノートの取り方というと、この間、「鍵泥棒のメソッド」なる
映画を観た。そこで、記憶喪失となった主人公がまず手にするのが、
ノートである。売店でノートとペンを買い。自分の現状と、課題、
そして、目標を書く。これが、ノート術のお手本のような素晴らし
さで、実にいい小道具として使われている。この監督のセンスが
光る。
それにしても、相変わらず僕は上手くノートが取れない。なんとか
書かねばと、ひたすら日々の出来事をモレスキンに書き込んでいる
が、それがどうしたである。ただ、遮二無二書いて、後から読み直
すと、結構胸を打つこともある。何事も無駄と思わず続けてみても
いいのかもしれない。
そんなこんなで、優秀は人は100円の大学ノートを使っている。
そんな、話をつらつらと。
★商品合計金額1800円以上送料無料★コクヨS&T/キャンパスノート/ドット入り罫線/5冊パック/A… |
【メール便対応可】【モレスキン ポケット ノート】【文房具】【和気文具(ワキ文具)】【レビ… |
★人気ブログランキングに登録してます。 クリックご協力願います。