凡庸雑記「中毒」Adoともいう

最近ハマってしまったのが「Ado」

彼女の歌には抗いがたい「中毒」性がある。

才能豊かな若い女性に、こんなにハマったのはいつ依頼だろうか。

そう言えば、「ベビーメタル」依頼かもしれない。その間、ほんの少し「平手友梨奈」を経由したかも。

正直、彼女の名が知れ渡った楽曲の「うっせいわ」の時は、全く関心が湧かなかった。それどころか、よくある青臭い社会通念に対する無邪気な暴言の香りが鼻につき、どうにもこうにも好きになれなかった。

そのうち、静かに世間から忘れられ、無かったことになると、今思えば大人のいたり。傲慢な経験を心に充満させていた。

それがだ、予想に反し、燃え上がった彼女への賞賛は消えるどころか、熱く高く燃え上がって、頑なな僕の知覚を溶かし、節操もなく、なだらかに確実に彼女の方へ流れていくことになってしまった。

一度流れ始めた勢いは止められぬ。

想いを高める可燃物は世界に無限に溢れている。YouTubeで彼女の名を検索し、片っ端から見ち散らかし、歌はもちろん彼女自身の話し言葉も堪能する。

もちろんApple Oneに手を出している身としては、Apple musicで彼女の曲を検索し、片っ端から聴きくに及んだ。

聴けば聴くほど、知れば知るほど、見事な歌唱の確実さと、表現の広大な質量に圧倒される。

今願っていることは、顔出しや姿だしはしなくていいので、その高次元の表現全てを、なるべく長く確かに世の中に表し続けて欲しい。

まだ、10代だからと、その早熟な才能を評価して、未来を短絡的に予言している評価が散見する。でも、若いゆえ成長への変化に耐えきれず、メイドインアビスのように人ならざる「ナレハテ」になる可能性は星の数ほどある。

特に、今は顔出しなしで、創作もほどんど人の経由を経ない完全な自由の中で、造成されている。

名が高まり、実が芳醇に実る程、欲が無数に絡み合い(わがまま)という安易で凡庸な値札をつけられ、身勝手に、無造作に台車に乗せられることになるかもしれない。

そんなこと、誰も、望んでいない。

ただ、ただ、望むことは今の彼女の歌を未来永劫楽しみたいだけなのだ。

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