凡庸”Netflix”雑記「アグレッシブ烈子」

Netflixでアニメを作っているけど、あんまり面白いものはないことはないが、手放しで褒められるものは少ない。この間の「サイバーパンク エッジランナーズ」のような名作もありけど、すごいカリスマ監督が撮って、期待していた作品が今一歩なんてこともある。

どうも、当たり外れが多いというのがNetflixアニメの感想である。

それに、そこそこ面白かったとしても、話の途中で止まったままで、なかなか次が出てこなかったりしたりして、欲求不満がつのる作品も結構ある。

企画が通らないのか、作るのに時間がかかるのか。わかるのだけど、中途半端はやめてほしい。

「終末のワルキューレ」なんか、ほんと早く続きをやって欲しい。

だから、Netflixアニメは期待してはいけないというのが、僕からの訓示である。偉そうに。

で、その中、不思議に思っていたのが、「アグレッシブ烈子」

動物キャラのアニメはあんまり好きじゃない。不用意に可愛いのが癪にさわる。そこがマイナス。そして、どうも社会での理不尽で憤まんやるかたない様子を描いている。

よくある、気持ちの悪く、暴力的な上司や、陰湿な同僚を描いた、人間(?)関係ドラマ。と、勝手に考えていた。毎日、リアルでこんな人々の間をする抜けながらサバイバルしているのに、アニメでわざわざ見たくもない。

だから、一切合切、手をつけなかった。

が、打ち切りになったり、流れたり、次が出なかったりしているNetflixコンテンツの中。楽しみにしている「極主夫道」が物足りないほど出ないのに、これは、シーズン5まで出ているではないか。シーズン5もだ。5つも。(しつこい!)

気乗りはしないが、それほど出るのだから、きっと、何かいいもんがあるんやろうなぁと、ポチッと再生ボタンを押した。

さて、これが案外というか、結構というか、とんでもなく深かった。面白かった。

単純な理不尽社会ものじゃなくて、ギャグの中にいい塩梅で人生の悲哀なんかも染み込ませ。深刻にならないけれども、じっくりズッシリと悲しみを噛み締めることができる。

これは、人気が出るはず。納得。ただもんじゃない。見ないと損かも?たぶん。

ちなみに、この感想は最新のシーズン5を観た感想。頭から観るには気が進まないので、とりあえず観てみたら、すごかった。これは、シーズン1からが決定案件。

シーズン5で、お気に入りになったのは、漫画喫茶で日雇い生活をしていた時に、相棒となったゲーム仲間との間柄、この、二人の遠いけれども思いやる近しさがなんともむず痒く、気持ちが良い。猫キャラも可愛いから。

無事に漫画喫茶生活から卒業するときの、二人の言葉不要の別れの視線が、こりゃもうう〜んと唸った。

まだ、シーズン5を最後まで観てはいないけれども、もう、最高品として献上できること確定。残りをただ、楽しみたい。人生の悦楽がまた増えて、本当に嬉しくこの上ない。

本当は、別のことを書いていたけど、完全に煮詰まったので、思いつきでつまらぬものを書いてしまった。

驚いたのだけど、これってサンリオ?!

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