こんにちは万年筆です。ご主人に買われて、飼われています。
最近僕の体調が優れなくて、うまくインクが出ません。長い間使ってくれなかったせいでしょうか。ペン先がすっかり固まってしまったようです。

ご主人もとても心配してくれて、最近は僕を手にとってはなるべく描いてくれるようになりました。モレスキンのノートに日記もどきのものを書いては、なかなか出ない僕を叱咤激励してくれています。

ただ、それでどうなるわけではないのですけどね。

ご主人も、もうそろそろペン先を掃除しないといけない時期だと考えているようです。でも、一体どうしたらいいのか、もしかしたら専門店に出さないといけないのか、そうするとかなりのお金が必要かもしれないと考えています。

なるべく書きやすい滑らかな紙のノートに、書きなぐりながら、せっせと僕を治療してくれています。最近は、結構滑らかにインクが出るようになりましたので、当座はこれで大丈夫のようです。

さて、最近のご主人ですが、手書きの手帳の良さに再び目覚めて、この間、衝動的にほぼ日手帳を買っております。毎日の出来事を忘れないように、書き綴り後から読み返しては、やっぱり、わかりやすいなあと、自分で納得しているのです。

いつまで、続くことやらわかりませんですが、やっぱり、紙とペンが一番いいってことを理解してほしいと、僕は願っております。だって、なんでもかんでも電子データなんて味気ないじゃないです。僕の出番もなくなってしまいますし。

それにしても、ほぼ日手帳はよくできています。

毎日、何気なく書いていくことが、大切に変わる手帳です。毎日考えていることを、そのまま文字にしやすいですし、それに時間の記録を取るにも時間目盛が時間を視覚化してくれて、記録しやすい。

また、嬉しいのが1ページごとの下に書いている、「言葉」これが、なんともぐさっと心に響きます。あ、ちなみに僕は万年筆ですから、心はないんですけどね。ご主人の心ってことで。

そんなこなで、最近のご主人。僕のインク出ない病のおかげて、僕の大切さと、紙とペンの重要さを理解してくれるとありがたい。

そんなこんなで、久しぶりの万年筆でした。