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恐怖とどう戦うのか、駆逐できないまでも欺くにはどうすれば
いいのだろうか?

望む未来が立ちふさがり、恐怖を生み出す。
なにもない平原を歩いているだけなら、無味乾燥な現実
しか感じないのに、切望を思い描いた瞬間、届かぬ恐怖が
身を包む。それと、歩まねば無くなる。

歯ぎしりしながらナイフを突き立てて、眼下の果てに追い
やる勇気も力もない。言い難い現実を抱えた僕はどうすれ
ば良いのだろうか。

寄り添う恐怖に、傍観者の無気力を見せ、幾度も、何気なく、
歩み続けることが必要なのかもしれない。恐怖を騙し、
切望を騙し、希望を騙し、未来を騙し、自身を騙す。

僕を受け入れる、輝ける王国など無いと。

すべてを偽り、騙し、ただただ、歩く歩みを止めない。
それが、今、恐怖に対し、僕が出来る最善の抵抗に違いない。

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