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  ゼロ・グラビティ私的感想

 

これはあくまでも批評とか言うものではなくて、
僕の感想です。

昨日、「ゼロ・グラビティ」を観ました。

 昨今まれに見る傑作、快作として、名だたる批評家や、
世間一般の映画通の中で、絶賛されている作品です。
言わずと知れた。

大宇宙の中、翻弄される一人の人間を通し、宇宙の過酷さ
を体感させ、「グラビティ」(重力)が地球の恩賜だと実感
させています。

本年第一、いや、生涯第一をうたう人もいるぐらいです。

で、あなたの感想は?

と、聞かれるとちょっと辛い。目の前でIMAXシアターの
これ以上もない美しい映像が、遠近感を伴って流れて行っ
ているのに、終始感情移入ができず終わってしまった。

無重力の完全とも言える映像表現と、ひねりのきいたシン
プルで的確な脚本。そして、名優達の切迫した演技。

ああ、きっといい映画なんだろうなと思いつつも、
この映画の宇宙の中、完全に無重力の状態で放り出された、
取り付くことも出来ない不安な心持ちで終始いました。

いったいなぜだろう。

最近、映画館でこんなことが多い。「風立ちぬ」もそうだった。
皆が、絶賛のわりには僕は、置いてけぼりで居心地の悪い
生理感がずっと残った。

前は、「ダークナイト」もそうだった。

映画は結局人それぞれの受け方により

ただ、一言言わせてもらえば、広さを感じなかった。

宇宙の広さや深さをとても感じなかった。
こまかなディテールはこれ以上もなく素晴らしく、無重力
状態で泳ぐようにステーション内を移動するシーンなど脱帽もの
だった。

けど、広さを堪能させる絵作りの弱さを感じてしょうが無かった。
それが、僕の正直な感想です。

同じ3Dで酷評の嵐だったリドリー・スコットの「プロメテウス」 
の映像表現が、この映画よりも好き。映画的に考え抜かれた構図
と、カメラワークにリドリー・スコットの天才的な審美感を体感
した。

どうしたものか、脚本は突っ込みどころの部分が多数あるのに、
大型スクリーンで映像を観る事に関しては圧倒的な素晴らしさがある。
大画面で観るべきメロディーをこの人は分かっている。

それに比べ、細かすぎる、忙しすぎるそんな気がして、これだと、
小さなiPadで飽きずに観るための演出じゃないかと思ったりしました。

この辺が、僕がこの映画に対し、取り付くことが出来なかった原因
です。あまりにも早すぎ掴もうとしたとたん、目の前をすり抜け、
僕はジョージ・クルーニーのごとく、放り出されたのです。

あくまでも個人的な感想であり、批評と呼べるしろものではないので、
事実はご覧になられたらいい。決してつまらぬ映画ではなく、
歴史に残る映画でしょう。その素晴らしさは僕は分からなかったけ
ど、客観的な現実として素晴らしさと、映画的挑戦が網羅された
作品に違いありません。

さて、この辺で映画の事がろくに分からない人間の感想を終えたい。
次はどんな映画を観ようか。でも、2200円でこの感想は、ちょっと、
きついなあ。 

 

photo:1V1

oosaka201312-69 

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