凡庸雑記「排出」時には何かを吐き出さなくては

日々疲れているのを言い訳にして、全く書かないままに放置していると、筆がどうにもこうにも進まなくなってしまった。困ったもんだ。この間観たNetflixのドラマがとても感動したので、そのことを書こうと少し書いてはいるが、言葉が続かず途中で放り投げたままだ。

感じたことを素直に言葉に変えられず、伝えたい落とし所が決められずにいる。あれこれ考えたり、思いついたりはしているのだけど、余計な意識が飛び跳ねて、文章に蓋をし、形にならない。なんとももどかしい。

ちょっとしたきっかけがあれば、きっと、スルスルと出てくるのだろうけれど、そのきっかけをどこかにしまい込んでしまったみたいで、いくら探しても見つけられずにいる。

こんな時には、書くことにこだわらず、気持ちを変えて何か別の創作を行なってみれば、きっかけが生まれるかもしれない。

だから、書くことは早々に諦め、山のように溜まっている写真を現像をすることに。現像したのは、近くの公園で撮影した、ハスの花。

季節はハスらしく、公園ではハスの花が盛大に咲いていた。

ハスの花は散歩していては見かけないし、季節も限られる。今撮らなければいつ撮るのかと、Nikon Z6 NIKKOR Z 40mm f/2を持って赴いた。

公園にはハスの花を愛でる人がかなりいて、カメラを持って熱心に写真を撮っている人たちそれなりに。日頃、身の回りに写真を撮っていることなんてない、辺鄙な散歩道や街角で写真を撮っているので、近くに撮影者がいるっていうのは、妙に気恥ずかしい。

それに、撮影の邪魔にならぬように、変な気を遣ってしまう。

そんなことを考えながらも、この瞬間の季節でしか出会えない、美しきハスの花に魅入られて、いつしか夢中に撮っていた。

カメラとレンズの組み合わせは、軽さと気楽さを優先し、Nikon Z6 NIKKOR Z 40mm f/2の組み合わせ。最近それ以外持ち歩かな無くなってしまった。写りはやっぱりSLineの24-70ズームが絶対的に正義だけど。ボンと掴んで車に放り込める気楽さの方が、正義の度合いが優っている。

40mmの大きさで、SLineクオリティならば、ニコンは世界を征服できるのにと、ついつい邪悪な妄想に囚われる。

こんなので、24-120mmが欲しいとか、Z8がいいとか言っているのだから、いい加減なものだ。きっと、決して手に入れることなんて叶わないだろうけど、何か奇跡が起こって、Z8に24-120を手に入れても、重いとか、嵩張るとか、ワガママ言って持ち出さなくなってしまうのだろう。

ちなみに、ズームを補うために、最近、おもろいことを行うようになった。ボタンにDXとFXの切り替えを設定して、ここぞという時、画角を切り替えて撮っている。

これは、とても便利に使える。

軽くて、小さい単焦点に、ズームの便利さが追加されるのだ。前までは、邪道じゃ!とそんな矮小なことを僕は宣っていたのだけど、もうちょっと、望遠が欲しいなあと思う場面に大活躍してくれている。

レンズに命をかけているニコンやライカ、その他なんやかんやメーカーさんには申し訳ないが、質のいい単焦点と、超高画素のカメラを組み合わせ、素子受光面を変えて、複数の画角を選べたら、スナップ中心で大して広角や望遠が必要無い撮影ならば十分ではないか。それなら、大枚叩いてレンズを何本も買う必要も無くなり、僕みたいな万年金欠の写真愛好家には大助かりなのだけど、そんな身も蓋もないことを考えてしまう。

そんなこんなで、創作のリハビリとして、写真の現像と、おまけの文章書きをやってみた。最近、夜中、何度も目が覚めてぐっすり眠れないし、日々の悩み事は数限りなくあるし、本当に困ったもんだと気が取られて、体が疲れて、創作創造だなんて、やる気も、何も消え失せてしまっているけど、たまにはこんな感じで、毒にも薬も役にも立たない何かを排出してみても、罪はないんじゃないだろうかと、書いてみた。

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